ドルトムントでは5試合で2得点と結果を残す香川。出番がなかったオーストラリア戦の鬱憤を晴らせるか。(C)Getty Images

写真拡大

「僕自身にとってチャンスの2試合だと思っています」
 
 10月6日のニュージーランド戦、10日のハイチ戦に向けて、そう意気込みを語ったのが、3日に日本代表に合流した香川真司だ。ワールドカップ出場を決めた8月31日のオーストラリア戦では出番を与えられず、続く9月5日のサウジアラビア戦では肩の負傷の影響で離脱。大事な2試合を欠場した背番号10にとって、この10月シリーズはまさに正念場だ。
 
 所属するドルトムントではここまで5試合に出場し、2得点とまずまずの出来。そのうち先発したのは2試合だけで完全なレギュラーではないが、ピッチに立てば持ち前の高度なテクニックと得点センスを発揮して違いを生み出している。
 
 ドルトムントでの主戦場は4-3-3のインサイドハーフ。組み立てに参加しつつ、敵の2ライン(DFとMF)間に顔を出してチャンスを演出するのが主な役割だ。
 
 日本代表でもインサイドハーフかトップ下で、おそらく同様のタスクを担うことになるだろう。楽しみなのは、代表では一度も同じピッチでプレーしたことがない井手口陽介との共演だ。
 
 推進力と守備力に長けた井手口は、ドルトムントでいえばゴンサロ・カストロのようなオールラウンダー型のMF。香川にとっては理想的なパートナーで、良好なコンビネーションを築ければ、攻撃の質は間違いなく向上するはずだ。
 
 日本が誇る2人のハイクオリティーMFの化学変化に期待だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部