世界的人気!浮世絵師・歌川国芳の傑作を堪能

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10月5日より新番組『英雄たちの選択』(BSプレミアム、毎週木曜20:00)がスタート。同番組は、英雄たちの「脳内」に深く分け入り、選択の崖っぷちに立たされた英雄たちが体験したであろう葛藤を、専門家の考証に基づいて厳密に復元し“複数の選択肢”を、独自アニメーションなどを駆使してシミュレーション。初回は、「よっ!国芳〜江戸っ子に愛された浮世絵師〜」を放送する。

今、浮世絵師・歌川国芳が世界的に大人気。東京、名古屋、ロンドン、パリと大規模な展覧会で成功を納め、その名は世界で知られるようになった。国芳は、江戸末期の浮世絵師で、その奇抜な画風から“江戸時代のポップ・アーティスト”とも呼ばれるが、美術史のうえでは、歌麿、広重、北斎といった絵師たちと比較して必ずしも高く評価されていなかった。国芳の作風の大衆性が、卑俗なものとしてネガティブに受け取られてきたからだ。

しかし今、彼の絵に潜む、政治への風刺や時代への鋭い目線が再評価されている。幕末、政府の厳しい言論統制の中で、国芳はお縄覚悟で浮世絵に世相を映し、庶民のヒーローとなった。国芳の絵はなぜ民衆の心に響いたのか? 2015年、シャルリー・エブド襲撃事件で厳戒態勢のパリで国芳の大規模な展覧会が開催され、大きな注目を集めた。日本でも表現の自由が大きなテーマである今、国芳の風刺の精神から、メディアのあり方や社会に向き合うヒントを探る。