サッカー欧州選手権2016の開催中にスペイン代表のトレーニングに参加するジェラール・ピケ(2016年6月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カタルーニャ(Catalonia)独立の是非を問う住民投票の支持を表明しているジェラール・ピケ(Gerard Pique)が4日、スペイン代表としてプレーするのは自身にとって誇りであるとして、引き続き代表でプレーする意向を示した。

「つじつまの合わない話ではない」と切り出したピケは、スペインでも経済的に豊かな地域であるカタルーニャの自己決定権を支持する考えに変わりはないとしながらも、代表としてプレーし続ける考えを明かした。

「極端な話だが、独立を望んでいる人もスペイン代表としてプレーできると信じている。カタルーニャ代表はないからだ。そしてスペインに反対しているわけでもない」

 2日に行われたスペイン代表の公開練習でブーイングを受けたピケは、「なぜ独立を望む人がスペインチームでプレーできないのか? 提起したい疑問だ。私のケースではないとして、なぜその人物はプレーできないのだろうか?」と問いかけた。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)守備陣の要であるピケは、スペイン政府が一貫して違法だとしてきた1日の住民投票で票を投じた。

 ピケは2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)優勝、2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)制覇に貢献してきたが、代表ではブーイングの対象となってきた。

 ピケはすでに来年のロシアW杯(2018 World Cup)を最後に代表から引退する意向を示しているが、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督や協会が自身の政治スタンスが問題だと考えるのであればその前に身を引く考えを明かしている。

「引き続き代表でプレーし、今回の件は批判を逆転させるチャンスだと受け入れられれば最高だ」

「スペイン代表であることを本当に誇りに思っている。私の決意を疑うことなどできない。15歳からこの代表という場にいるし、チームを家族だと考えている」

 ピケは自身の政治姿勢への理解を求めている。

「私たちは選手だが、それ以前に人間だ。人間にはそれぞれに意見があり、その意見は環境から生まれる。生きている場所、得る情報からだ。全員が同じような考え方をするのは不可能だ。対話と尊敬によって私たちは適切な場所にたどり着けると思う」

「考え方が違う選手とも話をした。最終的に解決可能なことがいくつもあるという結論に達したが、それは私たちの仕事ではない。私たちはサッカー選手なのだから」

「スペインには二つの選択肢がある。ここで言うスペインとは政府のことであり、民衆のことではない。腰を据えて対話に努めるか、立ち上がって去るかだ。座って話をする限り失うものは何もない」

 カタルーニャの独立を支持しているのかと直球で問われたピケは、「サッカー選手は世界的に注目を集めている。私が左右のどちらかに傾くことはない」と答えている。
【翻訳編集】AFPBB News