動物園で飼育されているマレーグマ(2008年3月19日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドネシアで夫婦がマレーグマ1頭に襲われ、妻が死亡、夫が重傷を負った。地元警察当局が4日、明らかにした。同国ではマレーグマによる人の襲撃がまれに発生している。

 AFPの取材に応じたリアウ(Riau)州警察の広報担当者によると、夫婦が3日、同州内に所有するゴム園の中を歩いているときにマレーグマが妻に向かって突進してきたという。

 この襲撃で妻のブナイ(Bunai)さんは死亡、夫のサルリ(Saruli)さん(60)は重傷を負い、病院に搬送された。アリフィン・アフマド病院(Arifin Achmad)のヌゼリ・フスネジ(Nuzelly Husnedi)院長によると、サルリさんは後頭部に大きな裂傷を負っているほか、顔面と首に深い切り傷があるという。

 警察当局は捜査を進めており、2人を襲ったクマの行方を追っている。

 リアウ州自然保護局の当局者は「マレーグマを捕獲できたら、もちろんより安全な場所に避難させるつもりだ」と話した。

 インドネシアのマレーグマは個体数が減少傾向にある。その原因は、急速な森林破壊によって生息地が減少しているためだ。マレーグマが人を襲うこともまれにだが発生しており、2015年には南スマトラ(South Sumatra)州で男性1人が死亡、2009年にはジャンビ(Jambi)州では男性1人が指と左目を失った。
【翻訳編集】AFPBB News