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江崎グリコはこのほど、「幼児の味覚」に関する意識調査を実施し、結果を公表した。同調査は、10月2日発売の「幼児のみもの」の商品リニューアルに伴い8月26〜27日、20〜40代の0〜3歳の子どもを持つママ600名を対象にインターネット調査にて実施。小さな子どもを持つママから「味覚形成に関する意識」や「ジュースの与え方」について回答が得られた。

同調査では、この調査結果を受けて、子どもに「きちんとした味覚」を身につけさせるために行うべきことを、「子どもの味覚の育て方」講座で人気を博している、1級フードアナリスト協会認定講師のとけいじ千絵氏に聞いた。

「きちんとした味覚」は必要だと思うママが98.9%もいる反面、特に何も行っていないママが多い結果となった。初めての食事ではどうしても栄養面や安全面ばかりを意識してしまいがちだが、味覚形成は離乳期・幼児期が肝心となるため、少しでも意識してみることが推奨される。

子どもの「味覚を守る」という意味で、味覚形成に「食事の味付け」が影響すると考えるママが多いのは喜ばしい。また、「味覚の幅を広げる」という観点から、香料でごまかしていないさまざまな素材本来の味をたくさん教えてあげることが重要となる。

素材本来の味というのは、苦味・酸味など子どもが本来苦手な味を含んだ、複合的な味わいを持っている。そのため、香料を使用していない素材本来の味で味覚情報をたくさん蓄積・記憶していくことで味の違いがわかるようになり、「味覚の幅を広げる」ことができるという。

ジュース購入時に気にしていることベスト3は、1位:果汁の量、2位:容量、3位:添加物の有無となった。子どもにジュースを与えることを控えるママの主な理由は、「むし歯」「砂糖や添加物」「必要性が感じられない」などの回答が目立つ結果になっている。

ジュースをあげる機会を、子どもが苦手な酸味や苦味に慣れていく「味覚形成のチャンス」と捉えてみると、ジュースを選ぶ際には、果物本来の味がわかる果汁100%が推奨される。香料は味覚を錯覚させるものなので、できれば無香料が望ましい。また飲み過ぎを防ぐため、飲みきりサイズのものがより良いという。

この結果を受け、とけいじ氏は次のようにコメントしている。「きちんとした味覚」は必要だと思うママが98.9%もいる反面、特に何も行っていないママが多いようですね。離乳期・幼児期の食事について、ネットや書籍などで栄養面・安全面の情報を得やすいですが、味覚形成についてはなかなか情報を得にくいということがあると思います。

初めての食事ではどうしても栄養面や安全面ばかりを意識してしまいがちですが、味覚形成は離乳期・幼児期が肝心ですので、少しでも意識してみるといいですね。

子どもの味覚形成には、「味覚を守る」「味覚の幅を広げる」という2つのことを意識するといいと思います。ひとつは、塩分を薄くしたり、刺激のある味を避けたりして、「子どもの味覚を守る」ということ。そういう意味で、子どもの味覚形成に「食事の味付け」が影響すると考えるママが多いのはたいへん素晴らしいことです。

また「味覚の幅を広げる」という観点から、香料でごまかしていないさまざまな素材本来の味をたくさん教えてあげましょう。素材本来の味というのは、苦味・酸味など子どもが本来苦手な味を含んだ、複合的な味わいを持っています。いろいろな味を経験することで味の違いがわかるようになり、「味覚の幅を広げる」ことができます。

食べたり飲んだりした際に、甘い、酸っぱいなどと感じる味覚情報は、口腔内の味蕾で受け取られた後、大脳皮質の味覚野に伝えられ味が認識されます。そして色々な食経験を積み味覚情報をたくさん蓄積すると、味覚領域の神経回路が発達し、味覚の感受性が変化する可能性があると言われています。ですから、味覚を育てるためには、香料を使用していない素材本来の味で味覚情報をたくさん蓄積・記憶していくことが重要です。