北朝鮮の朝鮮人民軍第810軍部隊傘下の1116号農場を視察する金正恩・朝鮮労働党委員長。国営朝鮮中央通信(KCNA)提供(2017年9月29日撮影、同30日配信)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米中央情報局(CIA)の朝鮮半島問題の専門家は4日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は理性的な政治家だとの認識を示し、米国はそれを踏まえて核武装した北朝鮮への対応を判断していく必要があると述べた。

 CIA朝鮮ミッションセンター(Korea Mission Center)のヨンソク・リ(Yong Suk Lee)氏はジョージ・ワシントン大学(George Washington University)で開催された会議で講演し、その中で「金正恩ははったり屋などではなく、理性的な人物だ」と指摘した。

 正恩氏について「米国では彼の保守性が軽視されがちだ」と警鐘を鳴らし、「彼は長期間にわたって支配者として君臨し、自分のベッドの上で死にたいと思っている」とも語った。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領をはじめとする米国の政治家は正恩氏について、理性を持ち合わせていない「狂人」などと繰り返し表現してきた。

 北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルを米国に向けて発射する能力を持つに至った今、正恩氏が権力の座を死守し、米政府を挑発していることは、同氏にとって不合理な振る舞いではない。

 リ氏は「思い付きでロサンゼルス(Los Angeles)に核を落とすことは、生き残るという彼の利益にかなわない」との見解を示した。
【翻訳編集】AFPBB News