エンジンは2機種・ボディタイプはハッチとワゴンが揃う

 ルノー・ジャポンは2017年10月4日に新型ルノー メガーヌを発表した。4代目となるメガーヌは、走りはもちろんのこと、先進安全装備を備えた最新のフランスGTカーらしい仕上がりとなっている。価格は税込み263万円(メガーヌ GT-Line)から。ボディタイプはハッチバックとワゴンの2種類で展開する。インパクトのある顔つきの新型メガーヌは、オランダ人によるデザインで、ロゴを大きく見せることでダイナミックな印象を与える。フロントボンネットのラインは彫刻的な造形。オーバーハングはフロントが長くリヤが短いスポーティでバランスの取れたデザインだ。

 リヤは特徴的なテールランプに注目。ワンメイクレース車両の「RS01」と同じデザインを採用している。ランプの位置は低めに設定しており、夜になると幅広く灯火するため、スポーツカーのように見えるという。

またフロントLEDライトは、オートハイ/ロービームを搭載し、ルノーデザインを象徴するCシェイプのフルLEDランプを採用する(GT-Lineはハロゲンタイプ)。

 インテリアはハッチバックもワゴンも日本人デザイナーによるものだ。ハンドルから手を伸ばした先にある7インチマルチファンクションタッチスクリーン、常に触れるところだからこそこだわった、ナパレザーを使用したステアリング。ヘッドレスト一体型のシートは表皮がアルカンターラで、筋肉の動きを阻害しないようなステッチになっている。

操縦安定性も取り回し性も向上する4WSを採用

 さて、今回技術面で注目すべきポイントは、ハッチバックのGTと、ワゴンのスポーツ・ツアラーGTに4コントロールと呼ばれる4輪舵角(4WS)システムを採用したことだ。もともと2000年にラグーナGTに採用し、そのときはアクチュエーターと電子制御がバラバラだったが、軽量化を含め一体化させた今回の4WDシステムは、日本未導入のルノー エスパスとルノー タリスマンに搭載されている。そして、今回日本導入モデルとして初めてメガーヌに採用された。低速時は逆位相に、高速時は同位相にリヤタイヤがステアし、取り回しや俊敏性が向上。最小回転半径を通常よりも40cmも減らすことができた。また4コントロールを採用したことで、ステアリングの切れ角が変更され、ロック・トゥ・ロックが2.9から2.3になった。

 また、サブフレームとボディのブッシュを外し、ステアリングレスポンスと俊敏性が向上し、より正確なステアリング操作が可能だ。ブッシュを外したことで気になる乗り心地は、ダンパーやサスペンションの設計やセッティングによって対応し、高い質感を実現している。

 GTとスポーツ・ツアラーGTには、205馬力/280N・mを発生する1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、ゲトラグ製の7速EDCを組み合わせている。従来の6速EDCは乾式クラッチだったが、7速EDCは湿式クラッチを採用することで低速時のスムースさが増した。

 また、同じくGTとポーツ・ツアラーGTにはローンチコントロールを搭載するほか、マルチシフトダウンを取り入れ、コーナーリング時に最適なギヤを選択してくれる。

 GT-Lineは132馬力・205N・mを発生する1.2リッター直列4気筒ターボに、同じく湿式クラッチの7速EDCというパワートレインを積む。

そして、マルチメディアシステムとしてR-Link2を採用。ラジオ、ブルートゥースやUSB接続などのメディア、写真やビデオの再生、運転支援システムの操作、パーキングセンサーの設定などができる。

 さらにタッチスクリーンからスマートフォンの操作ができるミラーリング機能も装備。乗る人に合わせてカスタマイズできるマルチセンスを取り入れたことで、その日の気分で車内照明、表示情報、メーターカラーをスクリーンで4色、メーターやアンビエントライトは5色から選ぶことができる。

 運転支援システムのADASは、12のセンサーと2つのカメラ、さらにフロントに設置されたミリ波レーダーによって構成。車間距離警報、エマージェンシーブレーキサポート(約30km/h〜140km/hで作動する自動ブレーキ)、車線逸脱警報などが機能として含まれ、さらにGTとスポーツ・ツアラーGTには、自動でステアリングを操作して駐車をアシストするイージーパーキングアシストと後側方車両検知警報も装備される。

 価格はGT-Lineが263万円、メガーヌGTが334万円、メガーヌ スポーツ・ツアラーGTは354万円で、11月9日より販売される。

【画像ギャラリー】