Photo by Kenichi Suzuki

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自動車業界にEVブームが再来している。思えば、EVブームは過去に何度もあり、消えていった。その理由は明らかで、普及するには電池の価格が高く、性能も十分ではなかったためだ。この電池の問題は現在もなお解決されたとは言いがたい。それでも、今回のEVブームが「過去とは違う」と言われる理由は何なのだろうか。(モータージャーナリスト 鈴木ケンイチ)

EVブームが再来
東京モーターショーも「EV祭り」

 2017年9月に開催されたフランクフルトのモーターショーでは、ドイツの自動車メーカーが揃ってEVコンセプトを出品。ホンダやルノー、ジャガーといったブランドまで、同様にEVコンセプトを用意した。2年前のフォルクスワーゲンの排気ガス不正発覚から、欧州ではすっかり、内燃機関からEVへのシフトという空気が濃厚になっている。

 また、日本でも9月28日にトヨタとマツダ、サプライヤーのデンソーがEV開発の新会社設立を発表。そうとなれば、10月に開催される東京モーターショーでは、その新会社からは何らかのEVコンセプトが出てくるだろう。

 ちなみに、三菱自動車はすでにEVコンセプト出品を予告しているし、日産も同様にEVコンセプトを提案することは間違いないだろう。フランクフルトに出品されたホンダのEVコンセプトも凱旋帰国するはず。つまり、10月の東京モーターショーもフランクフルトと同じく、数多くのEVコンセプトが並ぶことが予想される。

 これは、まさに「EVブーム」が到来したと言っていいのではないだろうか。日欧が揃ってここまで熱心に「これからEVをリリースする」というのは、相当に珍しい状況だ。

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