【5時間→2時間】iPad Proの充電時間を半分にする裏ワザ

写真拡大 (全10枚)

iPad復権のキッカケにもなった新iPad Proですが、充電に時間がかかりすぎると思いませんか? 実はこれには、意外な原因がありました。今回はその真相と対策をご紹介します。


高速充電規格に対応のはずが
フル充電まで5時間以上!


iPad Proは非常にハイスペックなマシンであるため、スマホと比べてもバッテリーの容量が大きく、充電にも時間がかかります。スマホに比べてもかなりゆっくりなので、不満のある人も多いのではないでしょうか。0%から100%充電までの時間を計測したところ、12.9インチモデルで5時間44分もかかってしまいました。



しかし、実は最新のiPad Pro 10.5インチと12.9インチは、「PD(Power Delivery)」という規格に対応しています。これは最大100Wの電力を供給できる規格で、充電速度も大幅に短縮できるものです。

それでは、なぜそんなにも時間がかかったのでしょうか?


長過ぎるiPadの充電時間…
実は付属ケーブルのせいでした


iPad Proを「PD」規格で高速充電するためには、ケーブルやACアダプターもPD対応の必要があります。実は、iPad Proは、本体は対応しているのに、購入時に付属している充電器のほうがPDに対応していません。そのため普通の充電方法では時間がかかってしまっていました。

付属ケーブルとACアダプターでは、スマホなどと同様に「5V」という電圧でしか充電されませんが、対応品であれば「15V」という電圧になります。

そして、この問題を解決するには、対応の製品を買い足す必要があるのです。



Anker
PowerPort Speed 1 PD30
購入価格:2299円
サイズ・質量:W55.9×H18×D52.8mm・約101g
出力:5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A
AC 100 - 240V/1.2A、50 - 60Hz

Apple
USB-C
Lightningケーブル(1m)
購入価格:3500円
サイズ・質量:W8.2×H6.8×D2.6mm・41g(梱包重量)

オススメはApple Storeで購入できる、MacBook用のUSB‐Cケーブルとアンカーなどのサードパーティーの安価なPD対応アダプターの組み合わせ。これで実際にiPad Proを充電してみると15Vで充電が開始されます。

実際に検証してみました。


まさに劇的ビフォーアフター!
充電時間が半分になりました


まずは、電圧チェッカーを使用し、電圧数値を確認。その後、実際にバッテリー0%の状態から100%になるまでの時間を計測しました。


付属ケーブル×付属アダプター


スマホと同じ5Vでしか充電できません。


PD対応のケーブル×アダプター


パソコンと同等の15Vで充電できています。



付属ケーブルではフル充電まで5時間44分もかかったのに対して、「PD」対応ケーブルでは50%充電まで1時間、フル充電でも2時間10分と、充電時間を半分以下に縮めることができました。このように、MacBook用のものやサードパーティー製のものにケーブルやアダプターを交換するだけで劇的に速度が変わります。


モバイルバッテリーも「PD」対応で
充電時間を3分の1に短縮できます


モバイルバッテリーにおいてもPD対応の製品が登場し始めています。特に「PowerCore+ 26800 PD」は注目機種です。



Anker
PowerCore+
26800 PD
購入価格:9999円
サイズ・質量:W180×H24×D80mm・580g
出力:出力(PD出力:5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.25A)
通常出力:5V/3A

これは高品質なモバイルバッテリーで知られるアンカーが発売した初めてのPD対応バッテリーで、バッテリーの容量が大きいiPadと高速充電が可能で26800mAhの大容量バッテリーは相性抜群と言えます。

実際に通常のモバイルバッテリーと比較検証してみました。


通常のモバイルバッテリー


iPadは「QC」などの急速充電規格に非対応だったため、5V以上の充電ができません。フル充電まで6時間10分もかかってしまいました。


PowerCore+26800 PD


右ページで紹介したMac Book用ケーブルを使って充電するとやはり15Vでの充電ができました。フル充電までわずか2時間12分と、通常のモバイルバッテリーに比べて約3分の1の充電時間です。

これだけの性能ですので、野外で長時間iPadを使う場合は必携といっても過言ではありません。また話題の「Nintendo Switich」もPD対応なのでiPad以外にも使い道が多く、持っておくと便利です。


格安のケーブルでは速度が
あまり変わらないこともあります


今回検証で使用したMacBook用のケーブル(アップル製品)は、3500円と買い足すには少し高い。ということで、Amazonで購入できる格安のケーブルでも試してみましたが、結果はあまり変わりませんでした。



aceyoon
USB-C Lightning変換ケーブル
実勢価格:648円

単純にUSB-Cという端子に対応していれば良いという訳ではなく、PD対応の有無を判断する必要があります。現状ではアップル公式のケーブルを買い足すのが無難と言えるでしょう。

以上、iPad Proを高速に充電する方法でした。目に見えて速度は改善し、ストレスが大幅に減ることは間違いナシなので、ぜひ試してみてください。そして最後に一言、アップルさん、ぜひ付属ケーブルでも高速充電ができるようにしてください。お願いいたします。



360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。