『散歩する侵略者』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』がTAMA映画賞の最優秀作品賞に

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 11月18日から26日にかけて開催される第27回映画祭 TAMA CINEMA FORUMのプログラム、第9回TAMA映画賞の受賞作品と受賞者が発表された。

参考:黒沢清監督はなぜパロディーを多用するのか? 『散歩する侵略者』に見る、主従関係からの解放

 TAMA映画賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が、「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。第9回となる今回は、2016年10月から2017年9月に劇場公開された作品を対象に選出された。

 本年度、最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰される最優秀作品賞には、黒沢清監督作『散歩する侵略者』と石井裕也監督作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選ばれた。TAMA 映画フォーラム実行委員会は、選出理由について、侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた(『散歩する侵略者』)、大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客一人ひとりの内なる感情と共鳴した」(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』)とコメント。

 映画ファンを魅了した事象に対し表彰される特別賞には、『バンコクナイツ』の富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同が選出された。そのほか、最優秀男優賞に浅野忠信と池松壮亮、最優秀女優賞に満島ひかりと長澤まさみ、最優秀新進男優賞に間宮祥太朗と高杉真宙、優秀新進女優賞に石橋静河と土屋太鳳、最優秀新進監督賞に菊地健雄監督と瀬田なつき監督が選ばれた。

 11月18日にパルテノン多摩大ホールにて開催される授賞式には、黒沢清監督、相澤虎之助、川瀬陽太、満島ひかり、長澤まさみ、間宮祥太朗、高杉真宙、石橋静河、土屋太鳳、菊地健雄監督、瀬田なつき監督の登壇が現時点で決定している。

【第9回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者一覧】

■最優秀作品賞『散歩する侵略者』(黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)

■特別賞富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同(『バンコクナイツ』)

■最優秀男優賞浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンII』)池松壮亮(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)

■最優秀女優賞満島ひかり(『海辺の生と死』『愚行録』)長澤まさみ(『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)

■最優秀新進男優賞間宮祥太朗(『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)高杉真宙(『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『PとJK』)

■最優秀新進女優賞石橋静河(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)土屋太鳳 (『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)

■最優秀新進監督賞菊地健雄監督(『ハローグッバイ』『望郷』)瀬田なつき監督(『PARKS パークス』)

(リアルサウンド編集部)