遠い先祖を遡るサービスを利用し、存在すらも知らなかった父親と再会を果たした女性がいる。

ルーツをたどるサービス

アンセストリー・ドットコムは、世界の様々な資料から自分の先祖を辿る米国のサービスだ。家系図を作って遡っていくと、同じように家系図を作っている見知らぬ親戚と出会うこともある。実に移民大国アメリカらしいサービスだ。

自分のルーツをDNA鑑定で辿ることもできる。完全なるアイルランド系だと思っていた人にインディアンの血が混ざっていたりと、意外な結果に驚くこともあるそうだ。

このアンセストリー・ドットコムのサービスが、一組の親子の人生を変えてしまった。

1年半後に送られてきたメッセージ

9月29日、imgurユーザーのミランダさんは、アンセストリー・ドットコムのサービスで判明した事実を投稿した。

それによるとDNA鑑定の結果を受け取ったのは2016年2月のこと。それほど驚くような内容ではなかったそうだ。

しかし、それから1年以上が経ってから、彼女の元にサイト経由で1通のメッセージが送られてきた。

リックという男性から送られてきたそのメールには、「アンセストリー・ドットコムから“ペアレンタル・マッチ”の連絡を受け取ったところなんだけど、ぜひ君と話がしたいんだ」という言葉と共に、連絡先が書かれていた。

そのメッセージを読んだミランダさんは、単なる好奇心から「“ペアレンタル・マッチ”って何ですか?」と返信したのだという。

女手一つで自分を育ててくれた母親と、自分が生まれる前に母親と離婚し、養育費も支払わなかったゲーリーという父親が、ミランダさんにとっての“両親”だった。

見つかった実の父親

そして久しぶりにアンセストリー・ドットコムにアクセスしたところ、彼女の元にもサイトからメッセージが届いていた。

「親もしくは子だと思われる人物」として、見知らぬ男性の存在を知らせるメッセージだ。しかも信用度は「非常に高い」となっていた。

「人生で一番うれしいニュース」

この結果をミランダさんが母親に連絡をすると、リックさんのことを認めたのだという。

リックさんとは一夜限りの関係だったため、彼が父親だというニュースには母親も驚いたそうだ。

ミランダさんは早速リックさんに連絡。後日会うことを約束した。

「君の世界を変えてしまってごめん」と言うリックさんに、ミランダさんは「人生で一番うれしいニュースだから謝らないで」と返したそうだ。

MirandaDanda/imgur

初めて会った二人

ミランダさんがリックさんと初めて顔を合わせたのは、10月2日のこと。28年の人生で初めて会う、“実の父親”だ。

最低な父親しか知らなかったミランダさんは、新しい父親の登場にとても興奮してしまったそうだ。

実に5時間も話し込み、多くの共通点を見つけたのだという。

母親の秘密を知った現在では、父親だと思っていたゲーリーさんについても、「話してくれたらよかったのに。今までずっと私のことが嫌いなんだと思っていた」と、考えるようになったそうだ。

この出来事は2回に分けてimgur上に投稿され、合せて50万回以上も閲覧され、1700件以上ものコメントが寄せられている。