3日、死産した赤子の体や胎盤を乾燥させて作った「人肉カプセル」と呼ばれる粉末・錠剤が、韓国に過去3年間で8500錠余り密輸されていたことが分かった。資料写真。

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2017年10月3日、死産した赤子の体や胎盤を乾燥させて作った「人肉カプセル」と呼ばれる粉末・錠剤が、韓国に過去3年間で8500錠余り密輸されていたことが分かった。韓国では滋養強壮剤などと誤って宣伝され、中国からの持ち込み事例が後を絶たないという。韓国・ヘラルド経済などが伝えた。

韓国国会・企画財政委員会の朴明在(パク・ミョンジェ)議員(自由韓国党)が関税庁から提出を受けた「最近3年間における人肉カプセル密搬入の類型および摘発現況」によると、2014年から今年6月までに密輸された人肉カプセルは8511錠に上った。

人肉カプセルはこれまで、末期がん患者や慢性腎不全、重症化した糖尿病、難病、術後の患者に用いると良いなど根拠のないうわさが広がり、韓国で万能薬として認識されるほどだった。しかし食品医薬品安全処によると、その効能や副作用などは検証されていないだけでなく、バクテリア感染の可能性もあり注意が必要という。同処の検査の結果、人肉カプセル1錠(0.4グラム)から発見されたバクテリアなどの細菌は187億個、B型肝炎ウイルスが発見されたこともあるとのこと。

14年に6694錠が摘発された人肉カプセルだが、15年には1251錠、昨年は476錠が摘発され、今年上半期にも旅行者の携帯品検査により90錠密輸されたことが分かっている。主に国際郵便を通じて密輸されており、14年には半数以上の3871錠、15年にも3分の2以上の923錠を国際郵便が占めていたとされる。

関税庁では疑わしい事例があった場合、中央関税分析所に依頼してDNA分析を行っている。同庁の調査の結果、人肉カプセルからは人間の塩基配列(rRNA:遺伝子の本体である核酸DNA、RNA中の一つ)と100%一致する人肉成分と、韓国国内で販売が禁止されたシブトラミンおよびフェノールフタレイン成分が検出されたことが分かっている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「実話なの?」「恐ろしい」「身の毛がよだつ」などにわかには信じ難いといったコメントが寄せられている。

また密輸元の中国について「中国には嫌悪感しかない」「こんな錠剤を作るなんてあり得ない」「中国産品の輸入を禁止しよう」など強い批判の声が相次ぐ一方で、「買って飲む人の気が知れない」「韓国で需要があるということが気持ち悪い」など韓国国内消費者への嫌悪感も募っているようだ。

その他にも、「この世に万能薬などない」「体にいいと聞けば何でも試す人がいるけど、高齢化問題がある現代でどれだけ長生きするつもり?」など指摘するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)