日本代表MF遠藤航(浦和)

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 練習前に集められたのは国内でプレーする6選手。日本代表のバヒド・ハリルホジッチが身振り手振りを交えながら、約8分間のミーティングが行われた。集められたメンバーはGK東口順昭(G大阪)、GK中村航輔(柏)、DF車屋紳太郎(川崎F)、DF昌子源(鹿島)、DF植田直通(鹿島)、そしてMF遠藤航(浦和)の6人だった。

「フィジカル面、一つひとつのプレーの判断やスピードなど、W杯に向けて要求がさらに高くなっていく。Jリーグでもそういうクオリティーを高く出してやってほしい」

 指揮官から、そう発破をかけられた選手たち。「個人としてもW杯に向けてメンバーに入れるのか入れない状況」と自身の立ち位置を語る遠藤は、当然「まずはクラブで高いクオリティーのプレーを見せ続けないといけない」と理解している。だが、「ミーティングでもW杯に向けた話をしているので、そこを意識させていると思う」と語るように、W杯で世界を相手に戦うには、より「成長していかないといけないと感じている」と気を引き締め直した。

 6月13日のW杯アジア最終予選イラク戦(△1-1)で約1年ぶりに代表戦のピッチに立った遠藤は、ボランチの一角に入って90分間奮闘し、アウェーでの勝ち点1獲得に貢献。しかし、続く8月のオーストラリア戦、9月のサウジアラビア戦に臨む日本代表には招集されなかった。本人は「一試合(の出来)で(メンバーに)入り続けられるかと言えば、そうではないと思う」と冷静に語る。

「入らなかったり、入ったりの繰り返しの中で、入れたときに少しずつアピールしていくしかない。自分は絶対にメンバーに入れる立場ではないので、普段の練習や、試合でチャンスをもらったときに自分の良さを出していかないといけない」。W杯に向けた約9か月間のサバイバルレースを勝ち抜くためにも、少しずつ歩みを進めていくしかないと覚悟の表情を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)