25歳の日本代表MFが抱く野心 本田や長谷部の後継者ではなく…「俺は小林祐希なので」

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本田と比較する声に「そういうふうに見るのはいいけど、オレは思っていない」

「俺は『本田の後継者』でも『長谷部の後継者』でもない、小林祐希なので」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)23人枠へのサバイバルレースとなる日本代表10月シリーズを前に、MF小林祐希(へーレンフェーン)は記者陣にこう告げた。

 FW本田圭佑(パチューカ)と同じ左利きで何かと比較されがちなレフティーは、自らのプレースタイルを磨き、さらなる成長を誓った。

 在籍2シーズン目を迎えたへーレンフェーンで、小林は全7試合に先発出場。第6節ヴィレムII戦では今季リーグ戦初ゴールを決めるなど、上位につけるチームの主軸として活躍している。「守備面での差はアヤックスとやっても感じなかったし、成長していると思うので、守備はしっかりこなしつつ、攻撃でどう力を使うか、というところですかね」と持ち前の攻撃性とともに守備面でも成長を自ら感じ取っているようだ。

 そんな小林が自らの現状を口にしたのは、背番号について問われて以降のことだった。10月シリーズでは17番をつけることになったが、本田不在のなかで「4番をつけるのでは?」 という質問に対しての返答が、冒頭の言葉だった。これに続けて「背番号がどうこうとか、そういうふうに別に見るのはいいけど、オレは思っていないので。オレはオレらしくやりたいなと思いますけど」と小林は語っている。

「どの選手にも劣らない」と自負する部分とは

「オレもまだ自分を見つけている最中だから。だってまだ25歳だし、これから先が長いので。いろいろな人たちから吸収して、良いところは盗んで取り入れている。ただ全てを真似しているわけではないけど」

 自らに生かせると思ったら柔軟に取り入れ、自らの武器を生かす。「シュート、スルーパス、ドリブル突破を仕掛ける決断力というか、思い切りの良さはあると思っている。その気持ちの部分では、どの選手にも劣らないかなと思っています」と積極性を生かしつつ、チームに適応していこうと考えている。

「これからやらなきゃいけないことだらけですけど、応援してくださいね」

発展途上だからこそ、自らの色を表現していこうとの野心を小林は露わにしている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images