ランニングするDF槙野智章

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 国内組の意地を見せる。来年6月開幕のロシアW杯まで9か月を切り、W杯メンバー23人入りを懸けたサバイバルが本格化する中、6日のキリンチャレンジ杯・ニュージーランド戦(豊田ス)、10日の同ハイチ戦(日産ス)はこれまで出場機会に恵まれなかった選手にとって、生き残りへ貴重なアピールの場にもなる。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は9月28日のメンバー発表会見で「2試合とも違ったメンバーで戦うことになると思う。この合宿ではあまり出ていなかった選手に機会を与えたい」と明言。FW本田圭佑、FW岡崎慎司、MF長谷部誠らの招集も見送られ、選手間のさらなる競争を促している。

 DF槙野智章(浦和)は今回のメンバー選考について「(本田や長谷部らが)いない中でどういう化学反応が起きるかを見ていると思う」と受け止める。槙野は合流前だったが、国内組だけで調整した合宿初日には指揮官が先週末のJリーグを受け、「ここにいるメンバーは全員、良くなかった。W杯に行きたければ、Jリーグからパフォーマンスを上げてほしい」とゲキを飛ばした。

 この日の非公開練習では紅白戦も行ったそうで、槙野は「FWは杉本選手以外、海外組。僕らDF陣にとっては普段味わえない力強さを持っている選手がいる」と率直に認めるが、ACLでは強力な個を擁する海外クラブと渡り合ってきた自負もある。「練習の中でもバトルしているし、海外組、国内組と分けられる時点で負けられない。そう分けられることに対して悔しい気持ちを持っている」と力強く話した。

(取材・文 西山紘平)