川崎F相手に2点を奪ったFWクリスラン

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[10.4 ルヴァン杯準決勝第1戦 仙台3-2川崎F ユアスタ]

 ルヴァン杯準決勝の第1戦が4日に行われ、ユアテックスタジアム仙台ではベガルタ仙台と川崎フロンターレが対戦。退場者を出しながらも前半のリードを守り抜いた仙台が3-2で先勝した。等々力陸上競技場で行われる第2戦は8日に行われる。

 初のベスト4進出を果たした仙台は、1日のJ1第28節・浦和戦から5人を変更。DF増嶋竜也やFW石原直樹、FWクリスランらがスターティングメンバーに名を連ね、来季加入が内定している特別指定選手の流通経済大FWジャーメイン良がベンチ入りしている。

 3大会ぶりの4強となった川崎Fは、9月30日のJ1第28節・C大阪戦から日本代表に初招集されたDF車屋紳太郎に代わって、DF板倉滉をスタメン起用。3バックのシステムを採用した。一方で、MF大島僚太が左ハムストリング肉離れ、MF阿部浩之も右膝骨軟骨損傷によりベンチメンバーから外れている。

 立ち上がりからゴールに迫ったのは仙台だった。前半3分、PA右角あたりから石原が中央へつなぎ、相手を背にして収めたMF西村拓真がさらに左へと流す。これをフリーとなっていたFWクリスランが利き足の左足を振り抜くがうまくミートできず枠を外れた。

 3バックを敷く川崎Fの守備の連携ミスを突き続け、主導権を握った仙台。前半23分、左CKからのDF蜂須賀孝治の決定的なヘディングシュートはGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれたが、直後に試合を動かした。24分、敵陣中央でMFエドゥアルド・ネットからボールを奪うと、MF奥埜博亮が仕掛けてこぼれたボールを西村がPA右へラストパス。これに反応した石原が右足で沈め、ホームチームがスコアを動かした。

 川崎Fにチャンスを作らせない仙台だが、前半30分にアクシデント発生。DF椎橋慧也が左腿裏あたりを痛め、担架でピッチを後にし、DF平岡康裕が交代で入った。だが、仙台の勢いは止まらない。33分、蜂須賀が奥埜がヒールパスで右サイドを抜け出し、PA右からシュート性のクロス送る。クリスランのファーストタッチは足もとに入ってしまったが、落ち着いてゴールネットに突き刺し、リーグ戦2位と優勝争いを演じている川崎F相手に2-0とした。

 イケイケの仙台は前半45分、センターサークル内でエドゥアルド・ネットとDF谷口彰悟の連携ミスからこぼれたボールにクリスランが反応。そのまま独走し、PA内で飛び出したGKチョン・ソンリョンに倒され、PKを獲得する。これをクリスラン自らゴール右隅に流し込み、前半のうちにリードを3点差に広げた。

 3点ビハインドの川崎Fは、ハーフタイムで板倉に代え、腹直筋肉離れから復帰したばかりのDF登里享平を投入。3バックから4バックに戻した。だが、後半もチャンスを作っていくのは仙台。2分、左サイドから古巣対決のMF中野嘉大が左足で鋭いクロスを入れると、ファーサイドの石原が右足ボレーで合わせるが、惜しくも枠を外れた。16分には、2ゴールのクリスランを下げてジャーメインを投入。公式戦デビューを果たした。

 反撃に出たい川崎Fは、後半25分にMF長谷川竜也を下げてFW知念慶を投入。すると、直後に待望の得点が生まれた。27分、MF中村憲剛の左CKからニアに走り込んだDF奈良竜樹がヘディングシュート。アウェーゴールを手にすると、29分にはエドゥアルド・ネットと競り合った石原が2枚目のイエローカードを受けて退場となり、数的優位に立った。

 攻勢を強めていく川崎Fは後半42分、右サイドから中村が上げたクロスをFW小林悠がヘディングシュート。決まったかと思われたが、惜しくもクロスバーを叩いてしまう。だが、アディショナルタイム4分に知念が執念のヘディングシュートで1点を返し、2-3。試合はそのまま終了し、仙台がJ1での初タイトル(2009年にJ2リーグ戦を制覇)に近づいたが、第2戦は石原が不在。さらにアウェーゴール2つを許してしまい、気の抜けない第2戦となりそうだ。


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