Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

PCゲームのハードで有名なRazerが、去年に続いて今年もRazer Blade Stealthを出しました。そして、それを「Windows大好きっ子用のMacBook Proクローン」、と伝えた米ギズモードのレビューがこちら!

Razerは10年以上もの間、フレームレートやスコアを追い求めるゲーマー向けの、過激で色鮮やかなPCや周辺機器を売り出してきました。しかし、去年発売されたRazer Blade Stealthは、そんな「Razerらしさ」が控えめなポータブルなノートパソコンでした。今までとは一味違うものです。

今年のStealthはその後継者として、デザインがさらに洗礼され、画面も一回り大きくなり、強いてはRazerのイメージカラーであるネオングリーンも無くなってしまうほどその方向性を貫いています。でも、これでいいんです。なぜなら、これこそ私が望んでいた「Windows搭載のMacBook Proクローン」なのだから!

「アルミ筐体っていうだけでMacBookクローン呼ばわりは…」、なんて思っているあなた、よく見てみてください。ヒンジ、スピーカーの位置、手前の凹み、類似性は否めません。色もそうです。ガンメタルという名のスペースグレーじゃないですか。え?この色の名前はガンメタルが先で、Appleが後からスペースグレーって呼び始めた? はてさて。

失礼いたしました。違った点もあるのは事実です、はい。特に端子まわりはそうで、Razer Blade StealthにはUSB-AやHDMIなどの端子があります。USB-C変換アダプタがいらないのは楽ですし、トラックパッドもMacBook Proほど大きくないとはいえ、十分に作業ができるサイズです。

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

そして、もう一つ大きく違うのがキーボード。Razor Blade Stealthのキーにはしっかりとしたストロークがあります。押し幅があるキーボードが好きな方は嬉しいのではないでしょうか。そしてTouch Barはありません。

あと、忘れてはならないのが、バックライトのRazer ChromaがRGB対応だということ。外では白、家ではレインボー、なんてこともできます。点滅、脈打ち、なんでもござれ。

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

中身もMacに負けず劣らず、ハイエンドノートパソコンらしいハイスペックぶりです。CPUはIntelのCore i7、RAMは16GB、ストレージは256GBのSSD、画面は13.3インチ・3200×1800画素のタッチスクリーン、バッテリーは53.6Wh(公称9時間)、WiFiは最新の802.11ac対応しているなど、1.33kgなのにてんこ盛り。でも、やっぱりゲームには向いていません。

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

なぜかというと、RadeaonやGeForceといった独立型のGPUがないから。

代わりに、CPUと統合されたGPU、Intel HD Graphics 620が搭載されています。軽い画像編集には使えますが、3Dグラフィックのゲームは描画しきれません。少なくとも、快適にプレイできるレベルのフレームレートは難しそうといった印象(2Dグラフィックのゲームなら、ものよってはヌルヌルかも?)。

しかし、まったく無理というわけでもなく、Razer Coreのような外付けGPUボックスを繋げれば、プレイできるはず(ボックス中に入れるGPUによります)。Apple陣営もHigh Sierraから外付けGPUに対応し始めたので、これから選択肢が増える(価格も下がる)ことを期待しましょう。

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

選択肢といえば、残念ながらRazer Blade Stealthの構成の選択肢はかなり限られています。Razerの日本公式サイトは特にそうで、選べるのはストレージの容量のみ。256GBか512GBの二択です。米公式サイトで他の選択肢も確認したい方はこちら。

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

とはいえ、Macのあのすらっとしたスタイルの良さと、ガッチリとしたアルミ筐体の良さを、上手く自分のものにしたRazer Blade Stealthは多くの人の琴線に振れると思うのです。特に、Macのハードウェアに憧れていたけど「Mac OSに馴染めない…」「Windowsが好きなの!」「タッチスクリーンはどこ?」という方々。

Windows搭載ノートパソコンでありながら、良い意味でMacっぽい夢のマシンがやっと誕生しましたね。そういう意味で、Razerのこの新しい「大人っぽい」方向性は素晴らしいと思います。でもそのまま行き過ぎてRGBライトまで無くさないでね!

・滑らかな、一回り大人びたデザイン・バッテリーの持ち時間は良し・単体ではゲームに不向き・ガンメタルモデルはキーボードバックライトが白・お値段256GBモデルは15万9800円(税別)512GBモデルは17万9800円(税別)・仕様画面:13.3インチ 3200×1800画素 タッチスクリーンCPU:2.7Ghz Intel Core i7-7500UGPU:Intel HD Graphics 620RAM:16GBストレージ:256GB・512GBWiFi:802.11 a/b/g/n/ac 対応I/O:Thunderbolt 3対応のUSB-C、USB3.0-Type-A二つ、HDMI 2.0、3.5mmヘッドホンジャック、720pカメラ、ステレオスピーカーバッテリー:53.6Wh大きさ:高さ13.mm・幅321mm・奥行き206mm重さ:1.33kg

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
Source: Razer

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文]
(西谷茂リチャード)