ベッカム来日! 「日本の文化、日本のファンが大好き」と日本愛爆発

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▽統合型リゾートを開発・運営するラスベガス・サンズが4日、都内で「日本のエンターテイメントの可能性」をテーマにしたトークセッションを開催した。フットボール界のレジェンドである元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が来日し、同トークセッションに参加した。

▽統合型リゾートとは、多様なレジャー施設や娯楽施設をひとつの区域に集めて一体化させた複合的観光施設で、日本でも昨年12月にIR推進法が衆議院本会議で可決・成立したことで話題を呼んだ。ベッカム氏は2013年にラスベガス・サンズのパートナーに就任しており、4年間にわたってブランドキャンペーンに参加。ラスベガス・サンズのエンターテイメントやイベントにおいて貢献してきた。

▽髪を後ろに結び、ダーク系のスーツ姿で登場したベッカム氏は、ラスベガス・サンズ社長兼COOのロバート・G・ゴールドスティーン氏とのトークセッションに参加。「お寿司、特にウニが好き」などとプライベートなことや2002年の日韓ワールドカップで特別な思い出ができたことなどを明かした。

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――来日したこと、日本の印象について

「皆さんこんにちは。日本に戻ってくることができて嬉しく思います。私が日本の大ファンであることは秘密ではありません」

「この20年、私は頻繁に来日しています。レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド在籍時にも来日しました。世界の色んな素晴らしい場所に行きますが、日本に来るのは大好きなんです」

「1番の思い出はやはり2002年の日韓ワールドカップです。イングランド代表のキャプテンとして参加しました。チームを率いることができて、特別な体験でした。以降も多くのファンの方が私のキャリア、そして家族をフォローしてくれました。ありがとうございます」

「日本でのプレーというのは本当に特別な体験だったんです。おかげさまで、最も有名なゴールを決めることができました。そのゴールはアルゼンチン代表戦です。勝利できましたし、特別な思い出です」

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――インスタグラムを見ましたが、好物はお寿司みたいですね

「そうですね。お寿司は大好き。日本の文化、ファンも大好きです。最初に検索するのはお寿司の店なんです。和食は大好きです。現役を引退してからも何とか体調管理をしようとしていますが、食べることは大好きです。特にウニが大好きなんです」

「この20年、よく日本に来ています。(奥さんのヴィクトリアが在籍していた)スパイス・ガールズを最初に受け入れてくれたところでもあります。ありがとうございます。スパイス・ガールズをサポートしてくれた日本の皆さまにも本当に感謝しています」

「妻もそうですが、子どもたちには色んな文化、環境を楽しんでもらいたいと思って子育てをしています。色んな国を訪問するのですが、特に休みの時に子どもを連れて色んなところに行くんです。様々な文化、食べ物を体験してほしいと思って子どもを連れていっています」

「でも、子どもたちのスケジュール管理も大変なんです(笑)。サッカーの練習、バレエの練習、テニスの練習、歌の練習があったりして大変です。でもいつか家族全員を東京に連れてきたいと思っています」

――子どもたちも寿司、ウニは好きですか

「12歳の息子(三男のクルーズ君)が11歳のときにロサンゼルスのお寿司屋に行きました。その時に『ウニに挑戦してみるか?』と尋ねたら、『したい』と言ったんです。子どもを育てるにあたって常に新しいことを体験させたいと思っています」

「やりたいかは別にして、『少なくとも味見してみて』という風に言ったんです。彼は『じゃあ、挑戦してみるよ』と言ったんです。その時の様子もインスタグラムにアップしました。私も『どうかな?』と思って息子の顔を見ていたら、どうやら気に入ってくれたみたいです。私と妻は、子どもたちが色んな料理を試すということが大事だと思っています」

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――ラスベガス・サンズとの関わりについて教えてください

「アスリートとして22年間やってくることができて、今までのキャリアを非常に誇らしく思っています。最大級のクラブ、素晴らしい監督、素晴らしいファンの前でプレーできて素晴らしい経験だったと思います。少年の頃の夢が叶ったという印象です。ビジネスに関しても非常に恵まれていたと思います」

「4年半ぐらい前にラスベガス・サンズとの関わりが始まりました。情熱を持つ人たちとお付き合いをすることは素晴らしいことだと思います。彼らは、ビジネスだけでなくコミュニティを変えようという意欲を持っている人たちです。ビジネス界に入る、パートナーシップを組む、スポンサーシップに関わるとき、私がいつも考えるのはコミュニティのために何ができるかということです」

「華やかなものをコミュニティに還元するのは素晴らしいことです。エンターテインメントとしても素晴らしい。人生で大変な時期があったとしても、コンサートに行ったり、そこでおいしい食べ物を食べる、素晴らしいパフォーマンスを観るだけで生活が変わるんです。子どもたちの生活も変わる。サンズの方々と素晴らしい瞬間を共有してきました」

▽会見にはサッカーメディアのみならず、テレビ局や政治・経済系のメディアなど多くの報道陣が集結。ベッカム氏の日本での影響力を改めて感じさせる注目ぶりだった。
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