4年前のW杯を振り返り「力んでいた」と語った長友。過去の経験を糧に、まずは来年の本大会メンバー入りを掴む。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 10月6日にニュージーランドと対戦する日本代表は同3日、試合会場となる豊田スタジアムでトレーニングを実施した。

 
 先月16日には、インテルでの通算200試合出場という記録を打ち立てた長友佑都が、10月3日から代表チームに合流。長谷部誠が離脱している今回のメンバーでは、代表でのキャリアが最も長いのが長友だ。
 
 その長友は、ロシア・ワールドカップを約9か月後に控え、自らの足もとをいま一度見つめ直しているようだ。4年前のブラジル・ワールドカップでの惨敗を経験した古株の左サイドバックは、当時のことをどう捉えているのか。
「ブラジル大会の時は先ばかり見ていた。だいぶ力んでいた。大会前の1年間は自分のキャリアのなかでも状態が良くて、その自信が過信に変わっていたと思う」
 
 前回大会の苦い記憶をそう語った長友。「土台がどれだけ大事か学んだ。いま自分ができることを精一杯やりたい」とも語り、今回のロシア・ワールドカップでは焦らず地に足を付けて本大会に臨む心構えを見せている。
 
 もちろん、ハリルホジッチ監督が「誰ひとりメンバー入りが決まった選手はいない」と言うように、本大会出場が確約されていないことは重々承知している。
「次の代表に呼ばれるか、という危機感もある。そのぶん、日の丸をつけてピッチに立てることがどれだけ名誉なことか。改めて代表の重みを感じている」
 
 10月シリーズは、百戦錬磨の長友であっても気の抜けないテストマッチだ。これからの一戦一戦が文字通り“ワールドカップ出場”を懸けた重要な戦いになる。