ベネデット(左)とイカルディ(右)。アルゼンチン・サポーターはどちらを最適と認めるか? (C) Getty Images

写真拡大

 窮地に追い込まれている列強国がいよいよ大一番を迎える。残り2試合となったロシア・ワールドカップ南米予選で、大陸間プレーオフ圏内の5位に甘んじるアルゼンチン代表だ。
 
 南米予選で低調なチームパフォーマンスが続くアルゼンチンは、今年4月にエドガルド・バウサを解任し、5月にホルヘ・サンパオリを招聘するなど慌ただしい状態が続いた。
 
 そうした騒動が影響したかアルゼンチンは、ワールドカップ出場への切符が与えられる4位と同勝点ではあるものの、現状はニュージーランドとの大陸間プレーオフに回る5位に位置。さらに6位チリとの勝点差もわずかに1と、稀に見る緊迫した状況に置かれる中、現地時間10月5日にホームで4位ペルーとの決戦に挑む。
 
 必勝を期する大一番で、セレステ・イ・ブランコ(青と白の意。アルゼンチンの愛称)の戦士たちに求められているのは何よりもゴールだ。そのために頼り切りとなっている大黒柱のリオネル・メッシから主役の座を奪わんとする主砲の登場が求められている。
 
 しかし今回は、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)が交通事故による怪我、ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)がコンディション不良で招集外に。そんな中、アルゼンチン紙『オレ』は、「あなたはどちらが好み? 背番号9にふさわしいのは?」と題して、CFとして呼ばれているマウロ・イカルディ(インテル)とダリオ・ベネデット(ボカ・ジュニオルス)のどちらを起用するべきかというアンケートを実施した。
 
 約125565人の読者が投票をしたアンケートの結果は、イカルディが24%で、ベネデットが76%。意外にも母国リーグでプレーする後者が適任だとファンの意見が表れるものとなった。
 
 2016年の夏から名門ボカでプレーしているベネデットは、今シーズンのアルゼンチン・リーグにおいても5試合で5ゴール・3アシストと際立った成績を残している。さらにペルー戦の会場がボカの本拠地であるラ・ボンボネーラで開催されることも、セリエA屈指のストライカーを凌ぐ期待を受けることにも繋がっているのだろう。
 
 また、ベネデットを推す読者からは、「彼はテベスがいなくなった後のボカを救った」、「ベネデットは肝っ玉が据わっているが、イカルディにはない」、「イカルディはもはや邪魔でしかない。奴よりはゴンサロ・イグアイン(ユベントス/今回は招集外)の方が優れている」という声が寄せられた。
 
 本大会行きを逃した1970年メキシコ大会以来の屈辱を味合わないためにも勝利が求められる中、ベネデットもしくはイカルディの両者は混迷する母国を救う活躍ができるのか? アルゼンチンは10月5日にホームでペルー、そして10月10日にアウェーでエクアドルとそれぞれ対戦する。