アメリカのヤフー社の30億件のアカウントの情報が流出していたと分かり、衝撃が広がっている。

名前やメールアドレスなどが流出

ロイター通信やCNNの報道によると、米ヤフーの親会社ベライゾン・コミュニケーションズは10月3日、2013年に起きたハッキングで当時の全ユーザー(30億アカウント)の情報が流出していたと発表した。ヤフー傘下のブログサービス「タンブラー」や画像共有サービス「フリッカー」なども含まれるという。

流出したのは名前やメールアドレス、電話番号、生年月日などで、パスワードやクレジットカード、銀行口座などの情報は含まれていないそう。

同社は昨年12月に10億件超のアカウント情報が流出したと発表していたが、あらためて調べたところ、被害が全利用者に及んでいたことが判明。新たに分かった利用者にメールで通知しているという。

ヤフージャパン利用者への影響はなし

発表を受けて、ネット上には「数が半端ない」「30億人の情報流出って全世界の半分くらいじゃないの?大丈夫なの?」「流出人数多過ぎない?」「桁が違う」「怖すぎる」など衝撃が広がっている。

日本の利用者への影響を懸念する声もあるが、ヤフージャパンは10月4日午前にTwitter公式アカウントで、日本のヤフー利用者への影響はないと発表した。

朝日新聞によると、米ヤフーとヤフージャパンは管理データベースが異なるという。

日本での「個人情報流出」

近年、個人情報の流出が世界中で深刻な問題となっている。

日本でも2014年に、ベネッセの業務委託先社員が個人情報4858万件を持ち出し売却していたことが発覚し大きな騒ぎとなった。

サイバー攻撃による流出も相次いでおり、2011年にはソニーのグループ会社がサイバー攻撃を受け、7700万件の情報が流出。昨年6月にはJTBがサーバーの不正アクセスを受け、約793万人分の個人情報が流出した恐れがあると発表した。

家庭でできる対策は?

情報流出には、どのような対策をとればいいのか。

独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」は、セキュリティ対策として企業向けに「ネットワークへの危機接続ルールの徹底」や「修正プログラムの適用」「セキュリティソフトの導入・最新化」「アクセス権限の再確認」などを呼びかけ。また、家庭の利用者に向けて次のような対策を案内している。

1.修正プログラムを適用し、最新のバージョンに更新

2.セキュリティソフトを導入し、最新の状態になっているか定期的に確認

3.定期的にバックアップを行う

4.パスワードは大小英字・数字・記号を混在させて8文字以上が望ましい。同じパスワードを使いまわさない。初期設定のままのパスワードを使わない。

5.メールやSNSでの不審なファイルやURLに注意。不用意にクリックしない。

6.アプリは公式マーケット等、信頼できる場所からダウンロードする

7.スマホ等の画面ロック機能を有効にする

日常的に情報セキュリティ対策を忘れないことが重要だ。