久嬢由起子氏(写真)が考案した“肛筋ダイエット”。“カニ歩き”のポーズで下半身を引き締めよう

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普段使わない肛門周りの筋肉をキュッと締めることで痩せる“肛筋ダイエット”。日常生活の中でたまに肛門に力を入れるだけで、3週間で5kg痩せた男性もいたそう。

しかし、日常でなかなか「肛門を締める」なんてことはしない。そもそも正しい締め方はあるのか。そして実際、どんなトレーニングをすればいいのか?

前編で“肛筋ダイエット”の仕組みを教えてくれた『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』の著者で美人整体師の久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)氏に聞いてみた。

* * *

―肛筋の重要性や“肛筋ダイエット”がどんなものかはわかりました。ただ、実際に締めるとはどうやればいいのでしょうか?

久嬢 触ってみるのが一番わかりやすいですよ。まぁそういっても皆、やらないんですけどね。私はお風呂で触りながら肛筋のことを考えてましたけど(笑)。想像しやすいのは、おならや便を我慢している時ですかね。そういう時って自然と肛門に力が入ってるでしょ?

―確かにそんな気がします!

久嬢 しっかり確かめるのにペンをオススメします。サインペンくらいのペンの側面を肛門に当てて手を放しても落ちなければ締まっている状態です。差しちゃダメですよ(笑)。他にもピンポン玉とかいろいろ試してみたんですけど、これが一番ぴったりです。

―怒ったネコみたいに尻尾が立ってる感じですね。お尻全体が力んじゃうですけど、それでもいいんですか?

久嬢 最初はそれでも大丈夫です。慣れれば肛筋だけ力を入れられるようになりますよ。座っている状態でも立ったままでも大丈夫です。これができれば仕事中や電車待ちの間など、思い出した頃にいつでもできますよ。

―案外、簡単ですね。むしろ余裕過ぎて鍛えている気がしないです(笑)。

久嬢 と思うじゃないですか。そこからなんですよ。ペンを挟むだけなら、大体できるんですけど、そのまま歩いてみるとほとんどの人が落としちゃいます。力は入れられても、まだ弱いんですよ。第1ステップは挟めるようになること。そのまま足踏みしたり、お尻を回したりできるようになれば、第2ステップもクリアです。というか、これができれば十分ですよ。

―実際、1日どれくらいやればいいんでしょうか。

久嬢 8秒を3セットでOKです。ただ注意したいのは、やっている間はしっかり呼吸すること。力むと息を止めてしまいがちですが、身体に負担がかかるのでNGです。難しい場合は、喋ったり歌ったりしながらやってみましょう。

―著書では他にもいろいろ紹介されていますが、どちらかというと女性向けですよね。男性へのオススメトレーニングもあるんですか?

久嬢 肛筋トレーニングは、老若男女どなたにでも効果が期待できます。“カニ歩き”肛筋トレーニングは是非やってほしいですね。お相撲さんのやる四股(しこ)と一緒で、下半身全部に効くんですよ。すぐお尻がリフトアップされてスーツのパンツも似合いますよ。また、特に普段なかなか鍛えづらい内転筋にもしっかり負荷がかかるので、階段が楽になります。

―それはもちろん肛筋に力を入れながらですよね? どうやればいいのでしょう?

久嬢 そうです。肛筋を締めながらやることで効果アップするので…やり方は【1】背筋を伸ばして立ったまま肩幅より広く足を広げ、つま先を外側に120度くらい向ける。【2】そのまま膝を曲げて腰を落とす。【3】肛筋に力を入れて、左右に4歩ずつ歩く。これを3セットでOKです。

―上半身を真っ直ぐ直立のまま、脚を上げること自体、キツイのに肛門まで意識しなきゃいけないんですね…。

久嬢 姿勢を正していれば、腹直筋にも効くのでウエストも締まりやすくなりますよ。それからやっていただきたいのは“大人のおむつ替え”肛筋トレーニングですね。これは腰痛に効果的です。ずっと座ったままだと腰椎と骨盤をつなぐ腰仙(ようせん)関節に負担がかかり、周辺が血行不良になって痛みが出るんですよ。肛筋を鍛えて骨盤を安定させたまま、ここを動かしてストレッチすることで腰痛が解消されます。

―確かに、座り仕事の人なんかは腰痛だったりしますよね。では、そのやり方もお願いします!

久嬢 はい。【1】仰向けになり、足を肩幅に広げたまま膝を曲げて上げる。【2】肛筋に力を入れて片足を踏み出しながら、もう一方の足を胸のほうに引き付ける。自転車を漕ぐようなイメージで各4回ずつ、3セットやりましょう。

―それぞれやり方も簡単で回数も少ないので気軽にデキそうです。今日はありがとうございました!

(取材・文/鯨井隆正)

●久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)

1982年1月26日生まれ、東京都出身。タレント、整体師(整体師養成認定講師)、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。3歳からクラシックバレエを始め、小学5年生でコンクールのジュニア部門で全国3位に。高校時に雑誌のオーディションで芸能界へ。自身の激太りを機に整体の勉強を始め、認定整体師の資格を取得。現在、芸能人やアスリートのケア、ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師としても活動中。肛筋に注目し肛筋ストレッチを考案。食生活アドバイザーや骨格矯正などの資格も取得。

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