デンマーク・コペンハーゲン港で、潜水艇「ノーチラス号」のセイル(船体上部の構造物)に立っている、スウェーデン人ジャーナリストのキム・ウォールさんとみられる女性(2017年8月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(訂正)スウェーデン人女性ジャーナリストを自作した潜水艇に乗せ殺害した疑いが持たれているデンマーク人発明家、ピーター・マッセン(Peter Madsen)容疑者(46)が所有していたハードディスクから、複数の女性が生きたまま首を切断される様子を撮影した動画が複数発見されたことが分かった。検察当局が3日、明らかにした。

 ジャーナリストのキム・ウォール(Kim Wall)さん(30)は8月10日、マッセン容疑者にインタビューするため潜水艇「ノーチラス(Nautilus)号」に乗り込んだのを最後に消息を絶った。頭部が切断されたウォールさんの胴体は8月21日、コペンハーゲン(Copenhagen)の沖合に浮いていたところを発見された。

 裁判所に現れたマッセン容疑者は、ウォールさんは落ちてきた潜水艇の重量70キロのハッチが頭に当たって死亡し、マッセン容疑者はパニックに陥って遺体を海に遺棄したという従来の主張を繰り返した。この時ウォールさんの遺体は切断されていなかったと同容疑者は主張した。

 しかし検察側はマッセン容疑者がウォールさんの遺体を切断して遺棄したとみている。検察官は3日、裁判所で、マッセン容疑者の作業場から発見されたハードディスクの中から、複数の女性が拷問を受けて首を切断され、焼かれる様子を撮影した複数の動画が発見されたと述べた。

 マッセン容疑者は、ハードディスクは自身の所有物ではないと主張し、作業場には多くの人が出入りしており、そこに住んでいたインターンも1人いたと述べた。

 検察側は、マッセン容疑者は性的な幻想の中でウォールさんを殺害し、遺体を切断したと考えている。

 発見されたウォールさんの遺体の司法解剖が行われたが、死因は判明しなかった。しかし、性器には切断による傷が複数あった。裁判所はマッセン容疑者の勾留期限を今月31日まで延長した。警察は遺体の残りの部分の捜索を続けている。
【翻訳編集】AFPBB News