4日、中国湖北省武漢市でカレー店「頂屋カレー」を営む傍ら、無料で日本語を教えている日本人男性の動画が中国のネット上で話題となっている。写真は武漢。

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2017年10月4日、中国湖北省武漢市でカレー店「頂屋カレー」を営む傍ら、無料で日本語を教えている日本人男性の動画が中国のネット上で話題となっている。

この男性は福岡出身の嶋田孝治さん(70)。店で日本語を教え始めて7年になるという。約6分間の動画には若者に日本語を教えたり、街の人々と触れ合う嶋田さんの姿があり、日本で交流した留学生の「武漢に帰ってカレー店を開きたい。指導して下さい」という言葉がきっかけとなったことなどが紹介されている。

そんな嶋田さんの楽しみは若い人との交流だ。出店する際は大学が多く集まるエリアを選んだのだという。また、動画には「福岡は戦後、経済復興、成長を遂げた。武漢はその頃と同じように発展している」と過去の福岡と現在の武漢を重ね合わせるナレーションも。嶋田さんは「もうけるために(中国に)来たのではない。子どもがいないからお金もいらない」「若い人に日本語を教えることが生きがい」と日本語教育に対する思いを口にしており、動画の最後は「死んだら死体は丹子さん(カレー店の店長)が中国で焼いてくれるなら焼いてくれてもいい。中国の財産はみな、(店で)働いている人に持って行ってと言ってる」「海にまいてもらってさよならと…。それこそ、中国の人に、いや中国になります」という言葉で締めくくられている。

この動画には7000件を超えるコメントが寄せられており、中には「超感動」「善意に国境はない」「最後に笑顔で言った『中国になります』という言葉にグッときた」「涙出そう」「今度生まれ変わったら嶋田さんのような生き方がしたい」などの声も聞かれた。(翻訳・編集/野谷)