プロ通算5勝のマット・ハーモン【写真:Getty Images】

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ウェブドットコムツアー選手権、ハーモンが勝負所でミス、苛立ち爆発でパターを…

 米男子ゴルフの下部ツアー、ウェブドットコムツアー選手権(アトランティック・ビーチ)は、通算24アンダーで回ったジョナサン・バード(米国)の優勝で幕を閉じた。年間賞金ランキング上位25名には翌年のPGAツアー出場権が与えられるとあって熱い戦いが繰り広げられたが、プロ通算5勝のマット・ハーモン(米国)は勝負のラスト2ホールでパットミスを犯し、順位を伸ばしきれず同29位止まり。不甲斐ない自分に苛立ち、パットを真っ二つに破壊する動画がツアー公式サイトで紹介されるなど、後味の悪い大会となってしまった。

 フラストレーションが最高潮に達した。ハーモンは感情を自らの“相棒”にぶつけてしまった。最終日はスコアを2つ伸ばして迎えた17番パー4、約3メートルの位置からのバーディーショットを左に外してしまい、まさかのパー。実況も思わず「オーー」と驚くミスを犯してしまったが、何とか自分を抑えて最終ホールに向かった。しかし、悲運はまだ続く。

 18番パー5、第4打をグリーン端につけて果敢にパーを狙ったが、またしてもパットを外してしまい、ボギーフィニッシュ。当初は静かにギャラリーの拍手に応えていたが、いら立ちが我慢できなくなったのか、突如としてパターを両手で持ち、折り曲げようと試み、今度はすぐさま芝に叩きつけた。しかし、怒りは収まらない。一旦は落ち着いたかのように見えたが、今度はパターの先端に体重をかけて地面に力任せに押し付けた。次の瞬間、「バキッ」という音とともに、パターは無残にも真っ二つに折れてしまった。

来季のPGAツアー出場権に手が届かず、悔やんでも悔やみきれない形

 通算12アンダーの20位タイで大会を終えたハーモンは、賞金ランク29位にとどまり、上位25名に与えられる翌年のPGAツアー出場権を獲得できず。仮に、ラスト2ホールのパットミスがなければ通算14アンダーの16位タイ相当で25名に入れていただけに、悔やんでも悔やみきれない形となった。

 ツアー公式ツイッターは「この一戦には本当にイライラさせられる」とつづるとともに動画を公開。「マット・ハーモンはたった2打でPGAツアーカードを逃した」と伝え、米ゴルフ専門メディア「ゴルフダイジェスト」も「マット・ハーモンは悲惨な形でPGAツアーカードを逃す」と報じた。

32歳のハーモンは、この苦い経験を糧にして来季の飛躍につなげてもらいたいところだ。