【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・キラーズ初首位、マックルモア/ケヴィン・ゲイツ/ジェネイ・アイコがTOP5デビュー

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 米ラスベガス出身のロック・バンド、ザ・キラーズの新作『ワンダフル・ワンダフル』が初登場1位に輝いた、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 初動ユニット数118,000を獲得し、堂々のNo.1デビューを果たしたザ・キラーズ。本作『ワンダフル・ワンダフル』は、2012年にリリースされた前作『バトル・ボーン』(2012年)から5年振り、通算5枚目のスタジオ・アルバムで、全米アルバム・チャートでは初の首位獲得となる。118,000ユニットの内、アルバムのセールスは110,000枚、ストリーミングによるポイントが70,000だった。

 これまでの記録は、2004年のデビュー作『ホット・ファス』が7位、2ndアルバム『サムズ・タウン』(2006年)が2位、3rdアルバム『デイ&エイジ』(2008年)が6位、そして前作『バトル・ボーン』が最高3位だった。つまり、1位獲得は本作が初の快挙だが、これまでリリースした全てのアルバムがTOP10入りしている。また、全英チャート(UK)では、デビュー作から5作連続の首位獲得を果たし、本国イギリス出身のアーティスト以外では、最多記録を更新した。

 続いて2位には、マックルモアのおよそ12年振りとなるソロ・アルバム『ジェミナイ』が初登場。マックルモアは、「スリフト・ショップfeat.ワンズ」や「キャント・ホールド・アスfeat.レイ・ダルトン」などの全米No.1ヒットを放った、ヒップホップ・デュオ=マックルモア&ライアン・ルイスとして活躍し、両曲が収録されたデビュー作『ザ・ハイスト』が2位、そして昨年リリースした2ndアルバム『ディス・アンルーリー・メス・アイヴ・メイド』が4位と、2作連続のアルバムTOP5入りを果たすなど、ここ数年で大活躍している。グループとして知名度を高めたこともあり、チャート圏外に終わった2005年のソロ・デビュー作『ザ・ランゲージ・オブ・マイ・ワールド』から大躍進を遂げ、オーストラリアで3位、カナダ・チャートでは初のNo.1獲得を果たすなど、世界各国でスマッシュ・ヒットを記録している。

 先週の100位から4位に浮上したのは、米ルイジアナ州出身のラッパー、ケヴィン・ゲイツの新作『バイ・エニー・ミーンズ 2』。本作は、最高2位、ラップ・チャートでは首位獲得を果たした、2016年発売のデビュー・アルバム『Islah』から1年半振りとなる新作で、2作目のスタジオ・アルバムではなく、ミックステープとしてリリースされた。アルバム集計期間である金曜の前日、木曜日に配信、ストリーミングが解禁されたため、先週は100位にランクインした。初動ユニットは40,000。

 5位にデビューしたのは、日系アメリカ人のR&Bシンガー=ジェネイ・アイコの新作『トリップ』。本作は、2014年のデビュー作『ソウルド・アウト』から3年振りのスタジオ・アルバムで、前作で獲得した最高3位に続き、2作連続のTOP5入りを果たした。2016年4月には、ラッパーのビッグ・ショーンとコラボしたアルバム『TWENTY88』をリリースし、本作も同5位をマーク、R&B/ラップ・チャートでは首位獲得を果たしている。

 今週は、TOP10以下にも人気アーティストの新作が多数ランクイン。11位には、クリスチャン・ラッパー=レクレーの3年振りとなる新作『オール・シングス・ワーク・トゥギャザー』が初登場。前作『アノマリー』は初の全米1位に輝いたが、本作で大幅にランクダウンしてしまった。19位にデビューした、ファーギーの11年振りとなる2ndアルバム『ダブル・ダッチェス』も、全米だけで400万枚を売り上げたデビュー作『ザ・ダッチーズ』(最高2位)と比較すると、セールス、ストリーミング共に伸び悩んだといえる。その他、シカゴ出身のラッパー=G・ハーボが21位に、今年ソロ・デビュー50周年を迎えた、ヴァン・モリソンの新作『ロール・ウィズ・ザ・パンチズ』が23位に、米ペンシルベニア州出身のオルタナティヴ・ロックバンド、サーカ・サバイブが26位に初登場した。

 線維筋痛症を患っていることを公表し、活動休止を発表したレディー・ガガ。彼女のドキュメンタリー『レディー・ガガ:Five Foot Two』が9月22日より配信され、その反響やプロモーションなどを受けて、45位に昨年10月にリリースした新作『ジョアン』、160位にデビュー作『ザ・フェイム』リエントリーしている。

 次週は、シャナイア・トゥエイン、マイリー・サイラス、デミ・ロヴァートの新作が上位にデビューする。また、集計期間の途中ではあるが、10月2日に心停止のため死去した、ロック・シンガー=トム・ペティのベスト盤や旧作もランクインするだろう。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、10月4日22時以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ワンダフル・ワンダフル』ザ・キラーズ
2位『ジェミナイ』マックルモア
3位『Luv Is Rage 2』リル・ウージー・ヴァート
4位『バイ・エニー・ミーンズ 2』ケヴィン・ゲイツ
5位『トリップ』ジェネイ・アイコ
6位『ストーニー』ポスト・マローン
7位『エヴォルヴ』イマジン・ドラゴンズ
8位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
9位『アメリカン・ティーン』カリード
10位『÷(ディバイド)』エドシーラン