世界ランキング19位のニック・キリオス【写真:Getty Images】

写真拡大

中国OP1回戦、バシラシビリを手玉に取って6-1、6-2でストレート勝ち

 男子テニスの中国オープン(北京)は本戦2日目の3日、シングルス1回戦が行われ、世界ランキング19位のニック・キリオス(オーストラリア)が同60位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)を6-1、6-2のストレートで破って2回戦に駒を進めた。試合中には相手の意表を突く鮮やかな股抜きショットを決め、ファンか らは「世界の枠に収まらないスキル」「なんて簡単にこなすんだ」と驚きの声が挙がっている。

 圧巻の一撃が飛び出したのは、第1セットを先取し、第2セットも4-2とリードして迎えた第7ゲームだった。相手のサービスをリターンしたキリオスは、ストレートの打ち合いから強烈なクロスを放って勝負を懸ける。バシラシビリも何とか追いついたが、返球は力なくチャンスボールに。すると――。軽快にボールへ向かっていったキリオスは、小さくジャンプしてラケットを自分の背中側に回し、難易度の高い股抜きショットを動き出した相手の逆に決めて見せた。

悪童として知られるキリオスだが、身長193センチを誇り、長い股下を生かした股抜きショットは大きな武器のひとつだ。ATP公式中継サイト「テニスTV」で特集が組まれるほど使い手からすれば、もはや“通常技”の範疇なのだろう。余韻に浸ることもなく、涼しい顔をしてボールボーイにタオルを要求するあたりは、見事なまでの千両役者ぶりだった。

 米テニス専門サイト「ベースライン」は「キリオスが再び股抜きのホットショットを炸裂させた」と特集。「これはほとんど錯覚に近い」と受け手の目線から、キリオスの技術の高さを表現している。また、動画が公開された「テニスTV」のインスタグラムとツイッターの返信欄には、「キング・キリオス」「なんて簡単にこなすんだ」「伝説」「この青年のスキルは世界の枠に収まらない」とファンから称賛の声が相次いだ。

 キリオスのプレーからは一瞬も目が離せない。ファンの脳裏に改めて刻まれたことだろう。