10月4日は中秋の名月。今年の中秋の名月は「食べる」ことを楽しんでみませんか?
お月見にちなんだ食べ物とその由来などから、食卓でもお月見気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。ご家庭でも簡単に作れる、やわらかモチモチ月見団子のレシピなどもご紹介します。


「中秋の名月」その由来とは?

中秋の名月とは、太陰太陽暦の8月15日の夜の月のこと。始まりは中国から伝わったとされていて、日本では平安時代に秋の収穫を感謝したり祈願するために行われた行事とされています。貴族の間では、美しい月を愛でながら和歌や俳句を詠んだり、宴が催されたりしていました。
また太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、日本ではその日にもお月見をする習慣があります。2017年の十三夜は11月1日になります。


お月見といったら、このお菓子を食べてみよう

◎団子
江戸時代、これからの収穫を祈って収穫物である米の団子を用意したのが、月見団子の始まりと言われています。江戸では丸型、京都では芋型をしています。お供えする数も諸説あり、その年に出る満月の数(平年では12個、閏年では13個)であったり、十五夜だから15個であったりしているようです。

◎最中
平安時代に拾遺和歌集にある三十六歌仙の一人でもある歌人・源順(みなもと の したごう)が、宮中で行われた月見の宴で出された、白くて丸い餅菓子と月とを掛けて詠んだ句に「秋の最中(もなか)」という言葉がありました。これがそのまま菓子の名前となったとも言われています。またのちに、この句にちなんで江戸時代に吉原(浅草の近く)の煎餅屋「竹村伊勢」が『最中の月』という名で売り出された菓子が、現在の「最中」の起源とも言われています。当時は丸いものが主流で四角いものは珍しく、『窓の月』と呼ばれていたそうです。

◎月餅
中国では『円満』や『完璧』を象徴するとされる満月。この満月に見立てて作られた丸い形の月餅を家族で切り分けて食べ、家庭円満と皆の健康を祈ります。日本でも、この時期だけに作られる期間限定の中秋月餅が中華街などの店頭に並びます。その代表的なものが、餡の中に塩卵の黄身が丸ごと入った「鹹蛋(タンファン)月餅」です。切り分けた時に、中の黄身が月のようで、見ても食べても美味しいお菓子です。