あなたの海馬は元気ですか?海馬とはわたしたちの脳にある器官のひとつ。長期記憶や学習能力に関係している組織だといわれています。海馬が発達している人は頭がいいとは聞きますが、実は海馬を鍛えることでポジティブになれることをご存知でしたか?海馬を鍛えることで得られる効果について紹介しましょう。

脳組織の海馬を鍛えることなんてできるの?

以前は海馬といった脳の神経細胞は、わたしたちが生まれたときをピークとし、それ以後だんだんと減少していくと言われていました。しかし昨今の国内外の研究によって、海馬の神経細胞は増やすことができる、つまり海馬を鍛えられるということが明らかにされたのです。海馬を鍛えることで、記憶力や学習能力の向上、そして海馬の萎縮が原因で起こるアルツハイマーの予防といった効果が期待できることが報告されています。今回のテーマである、"ポジティブになれる"というものもこれに含まれるのです。でも何故海馬を鍛えることでポジティブになれるのでしょうか。

海馬が視床下部の暴走をおさえてくれる

わたしたちが不快な感情を抱いているとき、ストレスな状態にいるときは、脳の視床下部という部位に刺激が伝わり、そこからストレスホルモンが分泌されるプロセスが行われ、わたしたちはストレスホルモンによる様々な悪影響にさらされることになります。具体的には鬱や認知症、アルツハイマーといった症状です。ようはネガティブで無気力になったり、頭が弱くなってくるということ。ストレスは恐ろしいですね。でもこのストレス発生のプロセス、視床下部の暴走を抑えてくれるのが海馬なのです。海馬が十分に機能してくれれば、脳の視床下部暴走によるストレスホルモンの影響にさらされにくくなります。つまり頭を強くしてくれる、ネガティブな気分を排し、ポジティブな気分にしてくれるということです。

中強度の運動が効果的に海馬を鍛える

ではその海馬をどのようにして鍛えればいいのでしょうか。それは簡単で、強目のウォーキングやジョギングといった中強度の運動が適しているとされています。海馬に関しての研究を行っている筑波大学大学院の人間総合科学研究科教授によると、ハイペースなランニングというよりは、速歩き程度の早さでジョギングをするとより効果的といわれています。というのも同じランニングでも、中強度のランニングは海馬というより46野という集中力や判断力をつかさどる部位を刺激し、高強度のランニングは視床下部に刺激を与えてしまうことがわかっているからです。もしあなたがポジティブになるため海馬を鍛えたいというのであれば、軽いジョギングからはじめてみてはいかがでしょうか。(記憶力の向上も! ウォーキングで脳の健康を保とう)


writer:サプリ編集部