フィリピンで9月29日に中国人1人が誘拐される事件が発生し、現地警察が同月30日に被害者を救出・解放、容疑者の中国人3人を逮捕した。写真はフィリピン。

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中国メディアの海外網は3日、フィリピンメディアのザ・マニラ・タイムズの1日付の報道を引用して、フィリピンで9月29日に中国人1人が誘拐される事件が発生し、現地警察が同月30日に被害者を救出・解放して容疑者の中国人3人を逮捕したと報じた。

被害者は中国籍で36歳男性のジャッキー・オンさん。通信会社の財務を担当する幹部で、9月29日にフィリピンのマニラ首都圏・マカティ市のマンション前で拉致された。

マカティ市内の高速道路で不審な走り方をしている車があるとの通報を受けた警察が、30日午後10時ごろ、該当車両を調べたところ車内に手足を縛られた男性がいるのを発見。男性はオンさんと確認された。

車内からは拳銃1丁、自動車のナンバープレート、さまざまな種類の身分証、大量の人民元紙幣とパスポートも見つかった。警察は同車両を運転していた中国籍で33歳男のユー・グアンドン容疑者を逮捕した。オンさんは救出時、頭部を負傷していた。暴行を受けたとみられている。

警察によると、同事件でスー・ションフー(27歳男)容疑者とチェン・ウェン(27歳男)容疑者も逮捕された。いずれも中国籍だという。2人の逮捕に至る具体的経緯については伝えられていない。容疑者3人は、フィリピン公用語の英語や現地住民が使うタガログ語を話せないという。

被害者であるオンさんの勤務先のフィリピン人上司によると、オンさんは賭博で負けて多額の未払い金があったという。警察は、容疑者3人は高利でオンさんに金を貸していたグループのメンバーである疑いがあるとして追及に乗り出した。(翻訳・編集/如月隼人)