香川真司が説く「残り8カ月」の重要性 ブラジルW杯の屈辱から還元できるものとは?

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25、6歳だったブラジルW杯は「まだまだ未熟な部分もたくさんあった」

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)はロシア・ワールドカップ(W杯)を8カ月後に控えるなか、前回大会との比較で自身に生じた変化について語っている。

 直前のリーグ戦(アウクスブルク戦)では鮮やかなループシュートを決めて、ドイツメディアのベストイレブンに選ばれるなど好調を維持している香川。3日の代表トレーニング後に「(コンディションは)もっと上がっていくと思う。出た試合で結果残せていいスタートを切れていると同時に、これを一つのベースとしてやれればいい」と良い準備ができているという。

 本大会までは残り8カ月。この準備期間がどれだけ重要か、香川は痛いほど理解している。グループスタージ敗退という屈辱を味わった2014年ブラジルW杯はマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた時期だが、当時はまだ未熟だったと振り返りつつ、そこから成長した部分があると話す。

「あの時は25、6歳の時で、今考えればまだまだ未熟な部分もたくさんあった。その経験を得たから、今の自分自身はすごくメンタル的なところで安定したとは感じます。W杯の1年前、このシーズンが何より大事だっていうのは自分の経験上感じているので、そういう意味でも良いスタートを切れていると思っているし、代表につなげていけるかという意味でもこの2試合でしっかりと勢いや実力を証明していきたい」

「危機感を持ちながらやれている」

 香川は年齢を重ね、精神的な面での成長を実感しているという。そういった経験から得られた力をチームに還元したいとも語っている。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は予選を終えた今、ロシア行きが確約されている選手はいないと発言している。背番号10を背負う香川も「危機感を持ちながらやれている」と慢心は一切ない。28歳となった男はひたむきに熾烈なサバイバルに挑む決意を固めていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images