自宅で羽毛布団を洗濯する際の手順とコツ

写真拡大

朝晩の気温も低くなり、羽毛布団の出番がそろそろやってくる。その羽毛布団であるが、干しはするが洗っていない人も多いのではないか。そもそもとして自宅で洗濯できない場合もある。そこで今回はライオンお洗濯マイスターの大貫和泉さんに、自宅で洗濯できる羽毛布団の区別、自宅で羽毛布団を洗濯する場合の手順やコツを教えてもらった。

■自宅で洗う際はサイズにも留意すべし

自宅で洗う際に気をつけたい点をまず聞いた。

「最初に、羽毛布団の洗濯表示を見て、自宅で洗えるかを確認しましょう。次に、洗濯機の取り扱い説明書で、羽毛布団が洗えるかどうかを確認しましょう。また、サイズ的にシングルなら洗えても、ダブルの布団は洗えないことがあります。洗濯機に入るかどうかも事前に確認しておきましょう。羽毛布団が洗える洗濯機は、洗濯時のかたよりや布傷みを防ぐために、『お洗濯キャップ』または、『洗濯ネット』を必要とする場合が多いので、前もって準備しましょう」(大貫さん)

上記のように洗濯表示や洗濯機のサイズなど、さまざまな条件を満たしていないと、自宅で洗うことはできない。

「続いて洗い方の手順ですが、はじめに前処理を行います。羽毛布団を物干し竿やベランダの手すりにかけ、布団たたきで軽くたたき、ホコリなどの汚れを落としておきます。首周りなど汗や皮脂汚れが目立つ場合は、やわらかいスポンジに『おしゃれ着用洗剤』を薄めた洗剤液を含ませ、汚れの部分になじませます。生地を傷めてしまうので、スポンジのかたい面でこすらないよう、注意してください」(大貫さん)

このひと手間が仕上がりに効いてくる。
「次に、汚れている部分が外側になるようにして、ジグザグに3つに折り畳み、端からロール状に丸めます。洗濯機の取り扱い説明書に従い、お洗濯キャップ、または洗濯ネットに入れて洗濯槽にセットしましょう。『毛布コース』や『大物洗いコース』を選び、スタートボタンを押します」(大貫さん)

その後は洗濯機の表示に従い、おしゃれ着用洗剤を洗剤投入口にセット、フタを閉めれば洗濯開始だ。

「羽毛布団は、水に浮きやすく浸らないことがありますので、水が溜まったら洗濯機を一時停止し、両手で5〜6回程度しっかり押し沈めてから洗濯を開始するのがポイントです」(大貫さん)

厚手のものは特に、水がしみこむまで時間がかかるので注意したい。また、羽毛布団は乾きにくいので、湿度の低い晴れた日を狙って洗濯をするとよいそうだ。

■洗った羽毛布団の乾かし方

洗濯後の羽毛布団を、ふんわり仕上げる干し方のポイントについても教えてもらった。

「脱水後は、できるだけ速やかに干すことが重要です。物干し竿2本をまたぐように干すと、早く乾かすことができます。この時、日光に直接当てると生地が日焼けしたり、羽毛が傷んでしまったりするおそれがありますので、風通しのいい場所で陰干しにしましょう」(大貫さん)

さらにふわふわに仕上げるためにコツが。

「物干し竿にかけたら、全体の形を整えます。かたよった羽毛を両手でほぐしたり、布団の端を持って振ったりするとよいでしょう。乾燥するまでに数回羽毛をほぐしてあげると、よりふっくらに仕上がります。取り込む際、完全に乾いていない場合は、室内の椅子にかけたり、布団乾燥機を使って乾かしましょう」(大貫さん)

上記の工程をきちんとこなせば、ふわふわ布団に仕上げることができるらしいので、頑張りたいところである。

■羽毛布団のニオイ対策

なお、「教えて!goo」には「羽毛布団を洗濯すると、ものすごいニオイがするらしいのですが」という質問が寄せられていた。せっかくなので、これについても聞いてみることにした。

「羽毛は、その種類にかかわらず特有のニオイがあります。それは、羽毛に残されている油脂分によるものといわれています。消臭効果のある柔軟剤を使用すると、洗いあがりの羽毛独特のニオイが弱まりますので、お洗濯する際には、柔軟剤も併せて使用するのがおすすめです」(大貫さん)

特有のニオイが苦手という人は、ぜひこの方法を試してもらいたい。

軽くて暖かい羽毛布団は、これからの季節に重宝すること間違いなし。高級品でもあるため、きちんとメンテナンスを行い、長く気持ちよく使いたいものである。

●専門家プロフィール:ライオン お洗濯マイスター 大貫 和泉
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきたライオンの研究員。消費生活アドバイザーでもあり、働く母親目線で、技術や研究に基づく選択情報をわかりやすく伝えている。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)