ロケットの素材には、軽量と耐久性の両方が求められる。なので、アルミニウム合金、チタン合金、ニッケル合金などが使われてきた。さらに、これらの金属素材と比較して軽量なのものとしてカーボンファイバー(炭素繊維)がある。

そんなロケットにも使用されているハイテク素材で作られた「スケートボード」を紹介したい。

カーボンファイバーの
廃棄物を素材として利用

カーボンファイバーの欠点といえば、コスト。1ポンド(約454g)で、10ドル(約1,130円)もするとのことだ。このコスト高がネックとなり、あまり普及してこなかったともいわれている。

しかし、スケートボードメーカー「121CBoard」は、商業用宇宙飛行産業において排出されるカーボンファイバーの廃棄物に着目。これらを再利用することで、コストの問題を解決したようだ。

ちなみに、毎年埋められるカーボンファイバーの廃棄物は、1,000万ポンド(約4,536トン)にも及ぶとのこと。最先端のスケートボードは、環境にも未来にもやさしい素材を使っていると言うことができるだろう。

ターンに特化したデザイン

木より軽く、鉄より硬いといわれているカーボンファイバーのもう1つの特徴は、弾力性にある。 

この121CBoardは、その弾力を活かしたシェープがされているのだ。ボードを横から見るとよく分かる。反りかえった形状をしているだけ、踏み込むことでカービングを楽しむことができるのだ。

また、ちょうど足を載せる位置もポイント。エッジの部分が上に反りかえっていて足をしっかり固定してくれるだけではなく、より踏み込みがダイレクトに板に伝わるようになっている。

さらに、前から見るとボード全体が内側に向かって傾斜されているのが分かるだろう。これらの弾力性を活かしたデザインが、ターンを一層スムーズにするのだ。

目標額の2倍もの
資金調達に成功

現在、121CBoardは、「Kickstrter」で資金を調達中。目標額の倍以上の金額を集めることに成功している。それだけ、カーボンファイバーで作られたスケボーに関心が集まっている結果だろう。

ちなみに121CBoardが扱う種類は、長さの違う3タイプ。AFTERBURNERという38.9インチ(約98センチメートル)のロングタイプデッキのみであれば、250ドル(約2万8千円)から手に入れることができる。詳しくは、こちらをチェックしてみよう。

最後になるが、この革新的なボードのパフォーマンスを動画で確認することも忘れずに。

Licensed material used with permission by 121C Boards