ブンデスリーガで3得点を決めた武藤。その好調を代表にも持ち込みたい。写真:田中研治

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 武藤嘉紀が静かに闘志を燃やしている。10月シリーズの2連戦(6日/ニュージーランド戦、10日/ハイチ戦)に向けた代表合宿に2日から合流したストライカーは、日本協会を通して以下のようにコメントした。
 
「前の選手である以上、得点に絡むことが求められています。与えられたポジションで、自分の良さを前面に出していかなければいけないと思います」
 
 今回の2連戦で起用が予想されるポジションはCF。これまで日本代表ではウイングとして考えられている節もあったが、今季のマインツでの活躍もあり、ハリルホジッチ監督はゴールにもっとも近い位置での起用を考えているようだ。
 
 実際、武藤はこの1か月で、CFとして評価に値する結果を残した。9月9日に開幕した今季のブンデスリーガでは、3得点を挙げてアピール。9月30日のヴォルクスブルク戦で決めたヘディングシュートは鮮烈で、ドイツのサッカー専門誌『KICKER』が「一見の価値があるゴール。実にパワフルだったし、上手くコントロールされていた」と評したほどである。
 
 また、ポストワークの質が向上したのも、見逃せない点だろう。本人は「自分は身体が大きいわけでも、ボールを収めるのがすごくうまいわけでもありませんが」と苦手分野と認識しているものの、ブンデスリーガの屈強なDFを相手に身体を張り、前線のターゲットとしてしっかりと機能している。日本代表でも、同じような仕事をこなすのは十分に可能だ。
 
 代表サバイバルのスタートとなる10月シリーズで、武藤はどんなプレーを見せるのか。代表の序列を覆すようなインパクトある活躍を期待したい。