1年近く代表から遠ざかっているザザ photo/Getty Images

写真拡大

バレンシアに所属するイタリア代表FWシモーネ・ザザの父で、同選手の代理人も務めるアントニオ・ザザ氏が、同国代表の指揮官を務めるジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の人選を疑問視している。

2017年1月にユヴェントスからバレンシアへレンタル移籍で加入したザザ。約半年間で6ゴールを挙げる活躍を見せると、昨季末に同選手への買取オプションが行使され、今夏からバレンシアの正式メンバーとなっていた。そして、8月18日に行われたラス・パルマスとの開幕戦で見事スタメンを勝ち取ると、決勝点となる貴重なゴールを決め、1-0の勝利に貢献。その後、第5節のマラガ戦でハットトリックを達成するなど、第7節を終えた時点で6ゴールを挙げており、無敗で3位につけているバレンシアを支えている。

そんな中発表されたイタリア代表メンバー。スペインでゴールを量産し、目に見える結果を残しているザザだが、今回も代表メンバーには選ばれず。2016年11月を最後に1年近く代表から遠ざかっている。さらに、若きエースのアンドレア・ベロッティが負傷したため、ザザの追加招集が期待されたが、彼の名前が挙がることはなく、キエーヴォのロベルト・イングレーゼが呼ばれることとなった。

伊『Gazzetta dello Sport』など複数の地元メディアによると、ヴェントゥーラ監督はザザを招集しなかった理由について「しばらく代表に呼んでいない。使い慣れた選手を選びたかった」と明かしていた。しかし、ベロッティの代わりに招集されたイングレーゼは、現時点でA代表デビューを飾っていない。言っていることとやっていることが違うため、指揮官への疑念が高まったのかもしれない。

伊『calciomercato.com』のインタビューに応じたアントニオ・ザザ氏は「我々は監督の正確かつ明確なアイディアに基づいた人選を尊重するが、シモーネが怒るのも理解できるし、当然のことだと思うよ。彼はバレンシアで非常にうまくいっているからね。誰だって青いユニフォームを身につける野心を持っている」とコメント。「メンバー入りを果たした選手が、シモーネより優れていると思いますか?」の質問に対しては「厄介な質問だね。他の選手が良いかどうかは判断しかねる。ただ、私の息子は今のクラブに満足しているし、これからもたくさんゴールを奪い続けたいと思っているよ。これが重要だ」と述べている。

昨夏に加入したニースで見事復活を遂げ、今季も公式戦9試合に出場して7ゴールを記録しているマリオ・バロテッリなども、ザザ同様になかなか代表のお呼びがかからない。彼らがヴェントゥーラ監督のもとで代表復帰を果たすことはあるのか。

9月に行われたスペイン代表との大一番で完敗を喫したことで、欧州予選のプレイオフへ回りそうなイタリア代表。チームにとってかなりの起爆剤となりそうだが、はたして。