興梠の得点王をチームメートがサポートしているようだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ28節]仙台2-3浦和/10月1日/ユアスタ
 
 デッドヒートの様相を呈する得点王争いだが、仙台戦で2得点を挙げた興梠慎三が19ゴールで単独トップに躍り出た。
 
 26分、FKの流れから柏木陽介のクロスに頭で合わせて先制点をマークすると、60分には遠藤航のセンタリングにまたしてもヘディングで合わせ勝ち越し弾を決める。どちらも動き出し、技術ともに優れたゴールだった。
 
 今季の興梠はPKを除く15得点のうち、14点を1タッチで決めている。それだけに、この日も興梠らしいゴールだったが、残り6戦で得点王を狙うにはアシストは必須だろう。そんなストライカーに対して、先制弾をアシストした柏木がこんなことを言っていた。
 
「これからはなによりも、慎三のゴールにアシストで絡むのを決めている。チームが勝つプラス、慎三を得点王にするということが自分の目標。1試合に1アシストを心掛けて、プレーしたい。慎三が点を取ってくれて非常に嬉しい」
 
 今シーズン、チーム内トップの6アシストを決める10番が、興梠が得点王になるためのサポートを宣言した。さらに、先制点のアシストについて「蹴った瞬間、慎三に絶対届くのが分かった。慎三のヘディングのコースが自分のなかで、映像で出たようにゴールになった」と興梠のゴールの軌道までイメージしているのだから、心強い後押しだ。
 
 すでに興梠は自己最多得点を更新。チームメイトもタイトルを取らせようと加勢する。興梠が初の得点王へ万全の態勢で邁進する。
 
取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)