バングラデシュ・バルカリの難民キャンプに到着したロヒンギャの人々(2017年10月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2日、ミャンマーや南スーダン、シリアなどで発生している紛争や迫害が原因で、今年に入って新たに200万人以上の避難民が発生したと明らかにした。

 2016年末時点では、世界で過去最高の6560万人が家や故郷を追われ、うち2250万人が難民として登録されている。

 UNHCRのフィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官は、国際社会に対し、難民危機に対処するためさらなる協力を求めるとともに、ミャンマーから隣国バングラデシュに避難している50万人以上のイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民問題が切迫していると訴えた。

 また、南スーダンでは5万人の難民が国外に脱出し、中央アフリカでは1万8000人が衝突を逃れるために避難を余儀なくされたと指摘している。

 家を追われた人の数を国別でみると、内戦で荒廃したシリアが引き続き最も大きな割合を占めており、現在も市民が戦闘の影響を受けている。

 グランディ氏は、深刻化する難民問題の対処には「世界で120万人近くの難民の再定住が必要」だが、今年は10万人以下で、2016年より43%も少ないと指摘。世界各国が難民問題に手をこまねいていると非難している。
【翻訳編集】AFPBB News