3日、アジア最大級のIT見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN2017」が幕張メッセで始まった。今年は人工知能(AI)やロボット、AR(拡張現実)などの技術がさらに進化。中国、台湾、インド企業の出展が目立った。写真は会場風景(3日)。

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2017年10月3日、アジア最大級のIT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN2017」が幕張メッセ(千葉市)で始まった。開催テーマは「つながる社会、共創する未来」。従来の「IT・エレクトロニクスの総合展」から、あらゆるモノがネットにつながる「IoT(インターネット・オブ・シングス)」に関する総合展示会に昨年から転換。今年は人工知能(AI)やロボット、AR(拡張現実)などの技術がさらに進化。「スマートな社会、よりよい未来の実現」に向けた積極的な取り組みが目立った。

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今回は自動車、玩具、ゲーム、金融機関など異業種への広がりを見せ、ロボットや電気自動車、多言語翻訳コーナーなどが人気を集めていた。情報通信ネットワーク産業協会など主催団体は、「未来を見据えた新ビジネスモデルを発信する場となる“IoT技術ショーケース”にしたい」と意気込んでいる。会期は6日まで。

全体の出展社・団体数は667と前年比3%増。海外出展者数は22カ国・地域から199を数え、前年より4増加した。うちアジア地域は11カ国・地域の132と海外勢の大半を占めた。国・地域別では中国(39)、台湾(31)、インド(27)、韓国(15)の順。中国・深センの電子部品メーカーの担当者は「この展示会には10年前から出展しており、今年も多くの商談が成立するだろう」と期待していた。

初めて出展したバンダイナムコグループのコーナーには、人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する球体のキャラクター「ハロ」のAIコミュニケーションロボットが登場。来場者の人気を集めていた。

オムロンは、卓球ロボットを、3年前から毎年展示。人の位置とラケットの位置、球の軌道などを予測するセンシング技術に加え、新たにロボット側の軌道計算、制御を行なう思考型コントロールを組み合わせ、来場客との対戦では長時間のラリーが続いていた。

NECとパナソニックなどは、AIを駆使した携帯型多言語自動翻訳機を展示。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えて、訪日外国人客の急増に対応できるという。(八牧浩行)