メスト・エジル【写真:Getty Images】

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 1980年代から90年代にかけてアーセナルで活躍した元イングランド代表のポール・マーソン氏は、現役を引退してから解説者として活躍している。

 古巣とのつながりも深い同氏だが、“後輩”にあたるメスト・エジルに対して懐疑的な目線を向けている。アーセナルのトップチームでプレーするのに十分な努力を怠っていると考えているようだ。

 イギリスのスポーツ専門ラジオ局『トークスポーツ』の番組「アラン・ブラジル・スポーツ・ブレックファスト」に出演したマーソン氏は「過去15〜20年の間、我々が見てきた全てのワールドクラスの選手たちは、ある一つのことをしてきただろう? 彼らは一生懸命努力していたんだ。彼らは一流で、スキルを持っていて、すべてを勝ち取ってきた。でも、同時に懸命に努力してきたんだよ。それが彼らをワールドクラスに押し上げた」と、トップレベルの選手たちが世界の頂点に立てている所以を語る。

 そのうえで「エジルはチームの中でそれを怠っている。もし努力しないなら、今日、あの年齢でも試合には出られない」と、W杯優勝経験を持つドイツ代表アタッカーを酷評した。

 マーソン氏はさらに「私はジネディーヌ・ジダンを見てきたが、彼も一生懸命に働いていた。デイビッド・ベッカムと対戦したこともある。マンチェスター・ユナイテッドでいい時を過ごしていたし、彼が右ウィングとして走り回るためにどれだけハードワークしていたか信じられないだろう。怖いくらいだよ」と、過去の名選手の名前を挙げて、エジルの姿勢と比較した。

 今季限りでアーセナルとの契約が切れるエジルは、来年1月に開く冬の移籍市場で新天地を求める可能性が囁かれている。契約延長交渉は給与面の条件で折り合いがつかず暗礁に乗り上げている状態だ。

 また、膝に問題を抱えているため9月は満足にプレーできていない。9日のボーンマス戦を最後に一時戦線を離脱し、25日のウェストブロムウィッチ戦で復帰したものの、プレー時間はわずか10分弱だった。キャリアの岐路に立つ28歳は不振を乗り越え、不名誉な評価を覆せるだろうか。

text by 編集部