さすがの“先見の明”…黄金時代を築いたサッキ氏がミランに勧めた2人とは?

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 元イタリア代表監督でミランの黄金時代を築いたアッリーゴ・サッキ氏が、過去にミラン元名誉会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ会長に、現ナポリ指揮官のマウリオツィオ・サッリ監督を採用するように薦めていたことを明かした。イタリア紙『トゥットスポルト』が2日に報じた。

 ゾーン・プレスの生みの親でもあるサッキ氏は「ガッリアーニ元副会長と話し、それからベルルスコーニ元名誉会長とも話しをして、こう私は言ったんだ。『もし、サッリを獲得すれば、私と共にやった25年前のように、常に前を行くサッカーを見せることができる』とね」と過去の逸話を激白。

 長く苦楽を共にしてきた同会長については「ベルルスコーニ氏は、とても素晴らしい会長だった。イタリアで最も偉大な会長だが、イタリアだけには留まらない。小さなことなど全く考えなかった」と高く評価していることを打ち明けた。

 さらにサッキ氏は「ディバラの獲得も薦めたんだ。とても素晴らしい選手で、頭の良い選手だと思う」と、ユヴェントスで今シーズン驚異的なペースで得点を重ねるアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの獲得も推薦していたことを明かした。

 そして、現ミランについては「私はモンテッラ監督を評価している。しかし、新しく11人の選手を獲得したというビッグクラブは私には記憶にない」と未知数であるとコメント。

 バイエルン指揮官を解任されたカルロ・アンチェロッティ氏については「彼はどのクラブに行っても上手くやれるだろう。イタリア代表の指揮官になってもそれは変わらない」と評価した。