3日、韓国メディアによると、韓国人元慰安婦が文在寅大統領との電話で、韓国政府が2015年末の日韓合意に基づいて設立した「和解・癒し財団」について言及した。写真は韓国の元慰安婦らが共同生活を送る施設「ナヌムの家」。

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2017年10月3日、韓国・YTNによると、韓国人元慰安婦が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話で、韓国政府が15年末の日韓合意に基づいて設立した「和解・癒し財団」について言及した。

元慰安婦を支援する韓国の市民団体「正義記憶財団」は2日、公式フェイスブックで元慰安婦のキム・ボクトンさんと文大統領の通話の様子を公開した。キムさんは通話中、朴槿恵(パク・クネ)前政府が設立した「和解・癒し財団」の解散を要求した。

「和解・癒し財団」は日韓慰安婦合意に基づき、日本政府が拠出した10億円で元慰安婦の人道的支援を行うために作られた財団。しかし、一部の元慰安婦は同財団が「当事者の意志に反して作られたもの」と主張し、支援金の受け取りを拒否している。

キムさんは文大統領に「財団を運営することは慰安婦被害者に苦痛を与えること」と訴え、「日本政府の拠出金を送り返してほしい」と要求。その上で「財団からの支援金は受け取らない」との考えをはっきりと示した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「悲しい」「国民はいつでも慰安婦被害者の味方だよ」「日本が心から謝罪する日まで元気に長生きしてほしい」などキムさんへの同情や応援の声が寄せられている。

また、文大統領について「全国民を気にかける姿がいいね」「大統領はまるで世宗大王のようだ」などと称賛する声もみられた。

一方、文大統領に対し「ショーはもういいよ」「それで慰安婦合意の再交渉はいつなの?」「文大統領は朴大統領より仕事をしていないかも」と指摘する声や、「成果を見せてほしい。愛想を振りまいているだけで何一つ解決できてない」「元慰安婦より職がなくて路頭に迷っている若者を気にかけてほしい」などと求める声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)