第16回世界陸上ロンドン大会、男子100メートル決勝を制したジャスティン・ガトリン(2017年8月5日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際陸上競技連盟(IAAF)は2日、2017年の世界年間最優秀選手(IAAF World Athlete of the Year 2017)の候補者を発表し、第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)の男子100メートルで優勝したジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin、米国)はリストから除外された。

 ドーピング違反で過去2度にわたり出場停止処分を科されているガトリンは、ウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)の現役最後の大会となった今年8月の世界陸上で、男子100メートルの金メダルに輝き、世界を驚かせた。しかし、IAAFがこの日発表した年間最優秀選手賞の男女それぞれ10人の候補者のなかに同選手の名前はなく、世界陸上または五輪の100メートル王者が除外されるのは2004年以来の出来事となった。

 2014年にはガトリンの名前が候補に挙がり、2012年ロンドン五輪の男子円盤投げ王者ロバート・ハルティング(Robert Harting、ドイツ)が自ら候補を辞退するという形で抗議した。これを受けてIAAFは2015年に規則を変更し、過去に悪質なドーピング違反で処分を科された選手を候補から外すことを定めており、2004年のリストからも除外されていたガトリンが今回選ばれなかったことに対して、特に驚きの声は上がっていない。

 2017年の候補には男子1万メートルの世界王者モハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)を筆頭に、400メートルのスター選手ウェイド・バンニーキルク(Wayde van Niekerk、南アフリカ)の名前が挙がっている。

 女子では100メートルハードルで復活を果たしたオーストラリアのサリー・ピアソン(Sally Pearson)をはじめ、800メートルの世界女王キャスター・セメンヤ(Caster Semenya、南アフリカ)がリスト入りを果たした。

 そのほかの候補者は以下の通り。

■男子

ムタズ・エサ・バルシム(Mutaz Essa Barshim、カタール)/走り高跳び

パベウ・ファイデク(Pawel Fajdek、ポーランド)/ハンマー投げ

サム・ケンドリックス(Sam Kendricks、米国)/棒高跳び

エリジャ・マナンゴイ(Elijah Manangoi、ケニア)/1500メートル

ルボ・マニョンガ(Luvo Manyonga、南アフリカ)/走り幅跳び

オマー・マクリオド(Omar McLeod、ジャマイカ)/110メートルハードル

クリスチャン・テイラー(Christian Taylor、米国)/三段跳び

ヨハネス・ベター(Johannes Vetter、ドイツ)/やり投げ

■女子

アルマズ・アヤナ(Almaz Ayana、エチオピア)/1万メートル

マリア・ラシツケネ(Maria Lasitskene、ロシア-中立の立場)/走り高跳び

ヘレン・オンサンド・オビリ(Hellen Onsando Obiri、ケニア)/5000メートル

サンドラ・ペルコビッチ(Sandra Perkovic、クロアチア)/円盤投げ

ブリトニー・リース(Brittney Reese、米国)/走り幅跳び

エカテリニ・ステファニディ(Ekaterini Stefanidi、ギリシャ)/棒高跳び

ナフィサトウ・ティアム(Nafissatou Thiam、ベルギー)/七種競技

アニタ・ウロダルチュク(Anita Wlodarczyk、ポーランド)/ハンマー投げ

【翻訳編集】AFPBB News