【ソウル聯合ニュース】韓国プロ野球、サムスンの李承ヨプ(イ・スンヨプ、41)が、3日午後に南東部・大邱で行われるネクセン戦を最後に引退する。

 李は韓国で「国民打者」と呼ばれる球界の大スターだった。1995年にプロ入りし、2004年から日本プロ野球のロッテ、巨人、オリックスでプレー。12年に古巣のサムスンに復帰した。

 韓国での15シーズン通算で本塁打1位(465本)、打点1位(1495打点)、得点1位(1353得点)などさまざまな記録をマーク。日本での8年間の記録を合わせたプロ通算本塁打は実に624本を数える。

 韓国の選手が誰も太刀打ちできない本塁打記録を持つ李だが、23年のプロ生活でファンの期待に押しつぶされそうになったこともある。だが、危機や挫折を何度も乗り越えた。引退を前に「つらい日の方が多いと思っていたが、過ぎてみると幸せな日の方が多かった」と振り返っている。韓国代表として2008年北京五輪の金メダル獲得にも貢献した。

 今季限りでの引退を前々から宣言していた李に対し、球界は初の「引退ツアー」を準備した。8月11日のサムスン対ハンファ戦を皮切りに9月末にかけ、韓国プロ野球の9球団が李に記念品を贈るなどの引退セレモニーを開いた。

 最近は鎖骨の痛みなどでグラウンドに立つ機会が減っていた李だが、「3日の引退試合だけは自分が主人公になりたい」「2人の息子に誰よりも強い父親の姿を見せたい」と意気込む。試合では妻のイ・ソンジョンさんが初めてグラウンドに立って始球するという。