米ネバダ州ラスベガスのカジノホテル「マンダレイ・ベイ」に続く道路上に集まった警察車両(2017年10月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開かれていたカントリーミュージックの野外音楽祭で発生した銃乱射事件で、59人の死亡者と500人以上の負傷者が出たことを受け、動揺が広がっていた米スポーツ界では大惨事から一夜明けた2日、巨大なギャンブルの街として有名な同地に関係が深い各選手をはじめ、チームやリーグから悲しみの声が上がった。

 今回の事件現場には、女子テニスのローラ・ロブソン(Laura Robson、英国)も居合わせた。友人とコンサートを楽しんでいたときに発砲があったと明かしたロブソンは、ツイッター(Twitter)に「私は無事です。最初に花火のような音がして、それから全員が走り始めました。すごく怖かった。友人は群衆のなかにいて、撃たれた人たちを助けていました。みんなショックを受けていました」と投稿した。

 リオデジャネイロ五輪と世界室内選手権(IAAF World Indoor Championships 2016)で女子棒高跳びの銀メダルに輝いたサンディ・モリス(Sandi Morris、米国)も、米パフォーマンス集団ブルーマングループ(Blue Man Group)を観劇後、5時間ほど劇場から出られなくなり、ツイッターに投稿した動画で「これまで経験したなかで最も恐ろしい出来事の一つだったと思います」とすると、宿泊ホテルまで歩いて戻ったことを振り返り、「ゴーストタウンのようでした。現実とは思えず、異様でした」とコメントしている。

 プロバスケットボール協会(NBA)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、ソーシャルメディアで哀悼と悲しみの意を示し、「ラスベガスのために祈ろう!!いったい人々に何が起きているというんだ!?!?すべてのご家族のために、天国へ祈りを送る」と投稿した。

 ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)では、2日のカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)対ワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)の試合前に犠牲者のために黙とうを行うことが発表されたほか、2020年にラスベガスへ本拠地を移転するオークランド・レイダース(Oakland Raiders)は5万ドル(約560万円)を救済基金に寄付する意向を示している。

■「愛と祈り」

 今回の悲劇を受け、米スポーツ界からはラスベガスに関係の深い選手をはじめとして、各地から驚きと悲しみの声が上がっている。元ボクシングのヘビー級王者で、現在ラスベガスに住んでいるマイク・タイソン(Mike Tyson)氏は「悲しい日だ。ラスベガスに愛と祈りを。憎しみを勝たせるな。互いを思いやろう」と述べた。

 ラスベガス出身の選手では、2016年リオ五輪の女子走り高跳びに出場したバシュティ・カニングハム(Vashti Cunningham)が「言葉もありません。地元のために祈ります」とツイート。米大リーグ(MLB)のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)でプレーするブライス・ハーパー(Bryce Harper)外野手も、「このような素晴らしい街で生まれ育ったときから、ベガスの誇りが深く刻まれている。こんな恐ろしい事件が起きるなんて理解できない!」とつづっている。

 ラスベガスの高校時代に3競技で活躍するスター選手だったNFLテネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)のRBデマルコ・マレー(DeMarco Murray)は、チームが14-57でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)に敗戦した試合後、事件に驚いたことを明かし、「自分の故郷から恐ろしいニュースが届いた。この恐るべき出来事に巻き込まれたすべての人々のために祈っている。私の思いは犠牲者とそのご家族とともにある」と語った。