松山英樹【写真:Getty Images】

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“木すり抜け打”が米メディア選出のシングルス戦ベストショット5傑に選出

 海外男子ゴルフのプレジデンツカップ最終日は1日(日本時間2日)、全選手が出場するシングルス12戦が行われ、世界選抜の松山英樹(レクサス)が米国選抜のジャスティン・トーマスを3&1で撃破した。年間最優秀選手(MVP)最有力候補を相手に意地を見せ、6番では木をすり抜ける神懸かり的なアプローチからバーディーを奪って逆転。米ゴルフ専門チャンネル「ゴルフチャンネル」は、松山の一打をシングルス戦のベストショットの一つに選出している。

 シーズンの最後の最後に松山にまた新たな勲章となった。世界を驚かせたのは、6番パー4だった。

 第1打を大きく右に曲げ、ラフに打ち込んだ。そして、グリーン方向に目前には視界を遮るような巨大な木が……。いったん、左のフェアウェイに打ち直してもいい場面だが、松山は神懸かり的なショットを見せた。

 しなやかにアイアンを振り抜くと、木の幹の右側、枝葉に当てないよう低くコントロール。手前から転がってグリーンに乗ると、そのままラインに乗って転がり続け、吸い寄せられるようにピン方向へ。最終的にピン横1.5メートルの位置につけた。

 ピンチを一転、チャンスに変えたスーパーショットは米国でも反響を呼んだ。

最終日のベストショット2位、実況も「おいおい、なんてショットだ!」と興奮

 PGAツアー公式ツイッターは「木? 木がなんだって?」とコメントを添え、動画付きで紹介。実況は「創造的なアイディアが求められるこの場面…おいおい、なんてショットだ…! グリーンをしっかりと掴み取ってきた。状況を見事に好転させてみせました」と興奮気味に伝えていた。

 さらに「ゴルフチャンネル」は、米国選抜のチャーリー・ホフマンらを抑え、ケビン・チャペルのバンカーからのチップインに続く、シングルス戦のベストショット2位に選出している。

 プレーオフに入ってから不振が続いていたが、シーズンの最後の最後に本領を発揮して、見事な“木すり抜け”アプローチで世界を驚かせた松山。全米プロゴルフ選手権で逆転優勝を許したトーマスを破り、意地を見せた。

 束の間の休息を取り、さらなる来シーズンの躍進につなげる。