2日、朴槿恵前大統領の時代だった2014年に韓国が米国から導入した軍用輸送ヘリコプターCH−47Dチヌーク14機がすべて45年も前に生産された老朽機だったことが判明した問題で、当時のヘリ導入過程にさまざまな問題があったとの結論が出された。資料写真。

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2017年10月2日、韓国・JTBCは先月、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の時代だった2014年に韓国が米国から1500億ウォン(約148億円)で導入した軍用輸送ヘリコプターCH−47Dチヌーク14機は、すべて45年も前に生産された使い古しの老朽機だったと報じた。これについては「軍として合理的な選択をした」と反論する声も出ていたが、韓国の防衛事業庁が最近行った調査の結果、当時のヘリ導入過程にはさまざまな問題点があったとの結論に達したことが分かった。

韓国合同参謀本部は8月、CH−47Dチヌークについて、導入からわずか3年足らずにもかかわらず、老朽化がひどい上、改修を行っても寿命を延ばすことはできず、しかも費用が高額になるとして、性能を改善する改修の断念を決めた。

また、防衛事業庁傘下の防衛事業監督官室も最近行った検証で、導入過程に問題があったとする結論を下した。当時、キム・グァンジン国防長官の指示で国防部と軍、合同参謀が購買に向けて組織的に動き、経済的妥当性の検証が適切に行われなかった上、寿命に対する報告書も歪曲(わいきょく)されたものだったという。防衛事業監督官室は航法装置が搭載されていない点や修理部品の生産が終了している問題についても触れた。

さらに、防衛事業庁からの指摘を黙殺していたことも確認された。防衛事業庁は「緊急に必要なものではない」との意見を伝えたが、これに反し、購買の手続きは急速に進められたという。

今回の検証結果により、チヌークヘリ導入問題は今後、検察の捜査にまで拡大する可能性が高まった。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「国の安全に関わる不正は死刑に処するべき」「関係者を全員捕まえて。朴槿恵が独房で寂しくないように」「ようやく米国のスパイが見つかりそう。見つかったらただでは置かない」など関係者への厳しい処罰を求める声が上がっている。

また、「供与対象のヘリを高い費用で購入したとしか思えない」「米軍が使っている新型チヌークの方が安いのでは?」と指摘する声や、「中古品を好む国防部は世界で韓国だけ」「韓国に問題のない場所はない」と嘆く声も。

一方で「問題があったとしよう。でも、チヌークは少し古いとしても韓国が欲しかった性能を備えている。それに米国でもまだ運用されているヘリだ。確証もなく国防関連のニュースを批判的に報道し、世論を操作しようとするのはなぜ?」と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)