スコットランドに、新しい主人を待つ11万屬療腓ある。

赤土と枯れた緑の上に、ポツリと佇む真っ白な灯台。そのふもとには、こじんまりとした一戸建てがある。けれどこの島に住んでいる人はいない。それどころか、近づかないよう避けられ続けてきたという。

なぜなら、いわゆる「事故物件」だから──。

真白な灯台の下で起きた
57年前の殺人事件

BBC NEWS」によれば、事件が起きたのは今から57年前。

1960年8月、デヴィッド・コリンが父と釣りを楽しむために島に遊びた来たところ、当時の灯台守ヒュー・クラークの遺体を発見したらしい。ベッドの上で他殺されていたことはすぐにニュースになり、犯人は捕まったものの刑務所の中で自殺してしまった。

もともと灯台守主任と副灯台守、その家族16人の家があり、いずれも自給自足をして暮らしていたと言われている。真っ白な灯台を囲んだ家族の身に起きた殺人事件によって、この島は不吉な場所というイメージがつき、家族の霊が現れる、近づくと気分が悪くなるなどの噂も。

「世界で一番寂しい島」
4,600万円で販売

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定期的にメンテナンスはされているものの、ずっと主人がいないままだった島に、再びスポットライトが当たったのは今夏のこと。4,600万円で、島ごと売り出されることになったのだ。

遺体の発見者であるコリン氏は、インタビューでこう語っている。

「寂しさは漂っているけれど、幽霊や恐怖感などはまるでない。残念なのは、ひとつの命が失われたことと、この島が崩壊し始め、しまいには失われてしまうことだ」

灯台の所有権はないけれど、5,000万にも満たない額で、6つの寝室・コテージ・中庭などの住居だけでなく、公園や自家発電システムまで含まれている。文字通り、手付かずの自然には生命力が溢れていて、この土地は可能性に溢れている、とコリン氏。

一つの事件によって「気味が悪い」と見放されてしまっていた場所が、もう一度、人の手によって愛される場所になることを願っている。

Reference:BBC NEWS,@e141ne