夫婦関係が悪化する原因のひとつとして、よく「お金の問題」が挙げられます。特に共働きの場合、しっかり話し合わないと後で揉めることにもなりかねません。

そこで岡田真弓さん著『夫を夢中にさせる いい妻の愛されルール』(幻冬舎メディアコンサルティング)を紹介します。探偵会社を運営する傍ら、カウンセラーとしても活躍する岡田さん。女性側の視点に立ち、「夫婦のお金のやりくり」について“岡田流”の提案をしています。

ルールその1
夫婦それぞれの収入を
「見える化」&「シェア」

近年は共働きが多く、パートナーがどれくらい稼いでいるのか知らないという夫婦も少なくありません。しかし、社会的にも法律的にも、夫婦それぞれの収入は「共有財産」と見られることがほとんどです。「夫」がいくら稼いでいるか全貌を知らないのなら、すぐに報告し合うようにしてください。

子どもの進学や親の介護費用捻出などの物入りの際、夫がどれほど稼いでいるかを把握していないと、具体的な相談はできません。こうした事態を避けるためにも、一刻も早く夫婦間で収入を透明化する必要があります。

そうはいっても、今さら収入を尋ねにくいという人もいるでしょう。そんな人に有効な方法があります。それは、友人の個人名を出して「友だちの〇〇に、夫婦間の収入を確認しあった方がお金は貯まると言われた」などと聞き出すことです。それでも難しければ、保険加入を機にライフプランナーと一緒に夫の収入を確認するのも良いでしょう。もちろん自分の収入もきちんと伝えるのがマストです。

このように夫婦間のお金は「透明化」が一番です。

ルールその2
「家を買う」、「旅行資金」
共通目標のための貯金管理

人間は目標に向かって頑張っている時ほど士気が上がり、わくわくするものです。もちろん夫婦でも同じことが言えます。

「子どもがのびのびと遊べる広い家を買う!」、「退職後、夫婦で旅行するのが楽しみ」などがそれに当たりますよね。

かたや、夫婦2人の目標がないと、貯金を楽しむことなんてもってのほか……。共通の目標がないと、「何で結婚しているのか分からない」といった状況に陥る可能性すらあります。夫婦の目標を持つことで「この人と一緒に楽しもう」と自然に思うことができるのです。

最も大切なのは、「同じ目標」を達成するためのプロセスそのもの。夫婦共通の目標があるからこそ会話が生まれ、密なコミュニケーションを維持し、少しずつゴールに近づく喜びを共有することができます。それが夫婦の絆を深め、離れがたい関係になっていくのです。

私が思ういい妻は、夫と「共通目標のための貯金」をしていくことができる人。そして、一緒に目標に向けて頑張ることは、夫婦にとって欠かせないことだと知っている人です。

ルールその3
夫より収入が多くても
「相手」を立てる

女性が社会進出し、毎日バリバリ働いて稼いでいる女性がいる時代。もちろん中には、夫よりも高収入という方もいるでしょう。そんな人に知ってほしいのが、「夫より稼いでいても、夫を立てることを忘れないようにする」ということです。

男性はとてもプライドが高い生きもの。日頃は何も言わなくても、収入で妻に負けていることに引っかかりを持っていることは大いにあります。言い争いになった時に、「私の方が稼いでいるのに!」などと返してしまうと、この言葉が忘れられず、ずっと引きずる可能性があります。夫に対して、自分の方が稼いでいることをひけらかしてはいけません。それは、感情的になっても言ってはいけないことなのです。

逆の立場になって考えてみてください。

夫に「俺が食わしてやっているのに」などと言われたらショックを受けますよね? 大切なのは「パートナーがいるから、私はこうやって働くことができるのだ」という感謝を忘れないこと。「私が外で頑張れているのは、あなたのおかげだよ」などと声を出して感情を伝えても良いくらいです。

収入の多寡に関係なく、お互いに尊重して高めあえる夫婦を目指しましょう。

結婚生活の破綻に直面した時に、「別れる」という選択ではなく「継続する」ため、女性側の立場から何ができるのかを提案する本書。「コミュニケーション」、「家事」、「美容」などの観点から離婚を予防する法則を紹介しています。夫婦関係に悩む女性におすすめの一冊です。