30日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で販売されているボトル飲料水から基準値を超えるヒ素が検出され、メーカーが生産を中止、商品の回収を始めた。資料写真。

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2017年9月30日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で販売されているボトル飲料水から基準値を超えるヒ素が検出され、メーカーが生産を中止、商品の回収を始めた。

韓国環境部は同日、全国に流通しているボトル入り飲料水についてこのほど一斉点検した結果、京畿道(キョンギド)内にある株式会社ジェイワンが今年8月4日に生産したボトル飲料水「クリスタル 2リットル入り」から基準値を超えるヒ素が検出されたと発表した。検出されたヒ素は1リットル当たり0.02ミリグラムで、飲料水の水質基準である0.01ミリグラムの2倍に上っていた。

ヒ素は不溶性で毒性が弱いが、ヒ素化合物は有毒で多くが水溶性であり、急性中毒(70〜200ミリグラムを一度に摂取した場合)により腹痛や吐き気、下痢、筋肉痛などを引き起こす。

同社がこの日生産した製品は4万2240本で、保管中に廃棄された9600本を除く3万2640本が市場に出回ったという。環境部は監督責任がある京畿道に対し、ジェイワンの独自生産中止を促すとともにすでに生産・流通した製品の回収廃棄命令を要請した。現在、同社は生産を中止し、道が製品回収に当たっているという。また、環境部は「クリスタル」を危害商品の販売遮断システムに登録、消費者が製品を購入しようとしても購入できないシステムを整えたとしている。

一方、ジェイワンでは今年7月26日の現場点検時に製品ではなく原水に問題が見つかっていたとして、7月27日から8月4日までに製造された製品をすべて回収することにしたという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「事務室の浄水器にクリスタルのボトルが設置されているんだけど…」「飲み水もろくに生産できないでどうするんだ?」「すでに飲んじゃった人はどうしたらいい?」など驚きを隠せないといった声をはじめ、最近の諸問題を挙げて「たばこもお酒もやらないけど、最近は水からもヒ素が出るし、生理用ナプキンやおむつも問題だし…これじゃ隣の愛煙家のおじさんより長生きできないな」「飲み水にまで毒か。空気、水、食べ物、生活必需品などあちこちで発がん物質が見つかる」など非難の声も続出している。

また、ジェイワンが位置する地域について「かつては水も空気もきれいな所だったけど、開発で建築廃棄有毒物が地下に溶け込んでヒ素のような猛毒性の重金属で汚染がひどくなった」と指摘する声も上がった。

また、「他の水は大丈夫なの?」「これを機に他の水も調査して」と求める声も目立った。(翻訳・編集/松村)