オーストラリアでも同性婚が認められるかも。白熱する「VOTE YES」キャンペーン

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ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーなど、世界でも大規模なLGBTQコミュニティを誇るオーストラリア。

細かいルールや世間の常識にとらわれない、自由でオープンな性格の人が多いオーストラリアではいま、Marriage Equality(同性婚)をサポートするムーブメントが白熱しています。

レインボーの旗を掲げて「VOTE YES FOR EQUALITY」を訴える

先月からオーストラリアでは、同性婚の賛否を問う国民投票が始まりました。

それに伴って、LGBTQの人々をサポートするキャンペーン「VOTE YES FOR EQUALITY」へと発展。

LGBTQのシンボルであるレインボーカラーを掲げながら、シドニーやメルボルンなどの大都市で、大規模なデモ行進がくり広げられました。

ハリウッドスターもMarriage Equalityに賛成。同性婚をサポート

盛り上がりを見せるMarriage Equalityの実現に、海外セレブたちもInstagramにアツいメッセージを次々とアップしています。

フェミニズムとフリースタイルの愛を信念とする歌手のマイリー・サイラスや、

映画『Suicide Squad』でハーレイ・クィンを演じた、オーストラリア出身の女優マーゴッド・ロビー、

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同じくオーストラリア出身の歌手カイリー・ミノーグがムーブメントを後押ししているほか、

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自身もレズビアンであることを公にしている、アメリカの人気TV番組『エレンの部屋』でおなじみのエレン・デジェネレスや、ハリウッドスターのヒュー・ジャックマンもTwitter上で同性婚の可決を応援。

Australia, I love you. It's time for marriage equality. Make sure you're enrolled to vote right now. https://t.co/O9XeCFljVq

-- Ellen DeGeneres (@TheEllenShow) 2017年8月23日

We believe all Australians deserve to be treated equally under the law That's why Deb & I are voting YES #equality and #love! @Deborra_lee pic.twitter.com/px4sCYffnD

- Hugh Jackman (@RealHughJackman) 2017年9月26日

今回の選挙が、世界中でいかに高い関心を持たれているのかがわかります。

たった紙切れ一枚のことだけど、同性婚は「安心感」を与えてくれる

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今回の選挙と一連のキャンペーンについて、シドニーでボーイフレンドと同棲中のゲイの友人Y君に意見を聞いてみたところ、

「オーストラリアで同性婚が成立したら、そりゃ、すっごくうれしいよ。たった紙切れ一枚のことだけど、やっぱり正式に社会や政府から『パートナー』だって認められるのは、すごく安心感がある」

とのこと。そして続けて、

「でも僕は日本人だから、やっぱり自分の国で同性婚が認められるようになればいいなって思う。まだまだ実現にはほど遠いけど...。同性婚を認める国が増えることで、日本でも僕みたいなゲイやレズビアンの人が堂々と生活できるようになることが理想」

と複雑な心境を教えてくれました。

日本では「同性婚」という言葉自体、まだまだタブーの領域。ゲイやレズビアンへの理解度も決して十分とは言えず、偏見や好奇の目で見られてしまうことも少なくありません。

シドニーでは普通に男の子どうしのカップルが、手をつないで歩きながら街中でキスしているのは普通の光景なのに、日本ではたちまち大騒動になってしまう...。

そんなギャップが存在することに、なんだかさびしくなってしまいます。

性のアイデンティティに関しては、まだまだ保守的な日本。けれど、時代は確実に変化している。

世界中から注目を集めている今回の同性婚選挙が、日本のLGBTQコミュニティにもポジティヴな影響を与えてくれればいいなと思います。

写真/gettyimages